てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『マイノリティ・リポート』

マイノリティ・リポート』米映画

2002年。スティーヴン・スピルバーグ監督。トム・クルーズ主演。
もうちょっと未来になると、全ての犯罪は予知能力者により予知され、犯行前に犯人(予定)は犯罪予防局によって逮捕されてしまうんだそうな。

そいでどうもトム・クルーズが犯罪するらしいと言われてしまい、
てかお前、顔がもう犯罪だよ、ということになってしまい、追われる話。
B00006CTJN.09._OU09_PE0_SCMZZZZZZZ_.jpg

そんなこと言ってたらもう、ホリエモンなんてテレビでた瞬間に逮捕ですよ。

でも相変わらずスピルバーグ監督の未来映画は眠くなります。
この人の思い描く、というか演出する未来って、物理的にも精神的にも「摩擦」を極限まで排除した世界なんですね。タイヤのない車から犯罪抑制法につけてもね。だもんで、自然と音が静かになり、結果として催眠効果をもたしているっぽい。

で、この「犯罪予備システム」のように、社会的影響が大きそうな法案や経済を実社会で施行する前に、MMORPGのような仮想社会・ワールドシュミレーターの中にまず導入し、実験をしてみるという考えもあるみたい。

オンラインゲーム運営と「ゲーム内経済学」の視点』みたいな研究も専門機関で行われてきていて、MMORPGの中の経済への興味も、存外マイノリティなものでもなくなっているようです。
※研究レポート内容自体は、素人が2chだけみて書いた程度の陳腐さですけどね。

それで思ったんですけど、よくある「廃人有利のMMORPGは糞」って意見がありますよね。この思想をちょっと読み解いて見ます。

「廃人=長時間遊んでいるプレイヤー」ですから、MMORPGの社会を実社会のソレに置き換えれば「廃人=たくさん働く人」ということになります。

つまり「廃人有利」の社会とは、実社会における「たくさん働く人が有利な社会」=「資本主義社会」となります。

そして「廃人有利のMMORPGは糞」という思想は「資本主義社会は糞」、極端な話「共産主義思想」にして「アカのどん百姓の考え」に置き換えることが出来るわけです。

もし「廃人有利のMMORPGは糞」という考えが一般のユーザーの多数意思であるというのなら、一度「共産主義ワールドシュミレーター」としてのMMORPGを作ったらいいんじゃないか?と本気で考えてしまいます。

一部廃人プレイヤーだけが毎日24時間休まず狩りを行い、たまにしかログインしない一般市民キャラクターでもその恩恵を受け、誰も飢えることなく黒パンとミルク粥の配給に預かることができるMMORPG

廃人もサラリーマンも平等な、
みんなが望むそんな理想社会を作ってみようよ!

俺はヤだけど。