てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『邪魅の雫』

邪魅の雫

2006年。京極夏彦著の小説。
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世界には「私」しか唯一確実に存在せず、一切の世界はその「私」の意識内の現象である。若しくは世界の人間のうち、一人だけ本当の「私」がいて、他の人間は意識的な存在者ではあっても、この「私」ではない。即ち、本当の「私」は自分一人のみである。故に「私」の認識している範囲が、世界の全てであり、その物語の全てである。否、「私」こそが唯一世界に対しての加影響者であり、被影響者である。そんな今流行りのセカイ系?なんか最近流行ってますよねソレ。てか何ですかセカイ系って?ああ、そう。なるほど。ソレが今作の要するにアレな訳だ。アレではあるけどテーマじゃない、寧ろ反定立。そういうソレは如何よ?って云う。

そんな話。
でもすごくわかりづらいので、
わかりやすくオンラインゲームに例えてみよう。

ちょ、赤さん。パーティで戦闘してる時は前来て敵殴らなくていいですから。
貴方一応剣持ってますけど後衛ですから。リフレだけ回して下さい。
「やだ」って…。貴方このゲームの主人公のつもりですか?
ええ確かにこのゲーム、物語の主役は貴方です。
但し、貴方の物語であると同時に、

みんなの物語でもあるんです。

だからパーティ内の役割ぐらい把握して下さい。
せめて赤魔道士が勇者じゃないってことぐらい理解して下さい。
てかマジで、リフレ回しもちゃんとできないなら「ネ実」に晒しますよw

そういう話だと思う。
いいんだ別に話なんかわかんなくったって。
いいんだ。どうせみんなわかったふりしてるだけなんだ。
ちょっと厚い本読んだからって頭がよくなったふりしてるだけなんだ。