『台湾』 3日目午後
お題「ドラえもん最終回」。金属疲労の末、ついに動かなくなってしまったドラえもん。
晩ごはんは『天厨菜館』で「北平烤鴨(北京ダック)」を食べました。この旅行で唯一1,000円以上するごはんです。とはいっても4人前で4,000円程度。
北京ダックには三種類、三吃(950元)・二吃(850元)・一吃(750元)のバリエーションがあります。一吃は定番の皮で包んで食べる北京ダックのみ、二吃はプラス鴨スープ、三吃はさらにプラス鴨肉の炒め。せっかくなので三吃にしたら全然食べきれないので日本まで持って帰りました。でも税関に申告してないので違法肉。
晩御飯のあとは、西門の南方にある『龍山寺』へ。本尊は観世音菩薩という仏教寺院でありながらも、関帝や媽祖など道教の神様も祀っているというマルチなお寺。
マルチなだけでなく、なんと24時間営業というコンビニエンスさ。そして、この装飾の煌びやかなことといったら。寺マニア必見です。
何より、膨大な量の漢籍や仏典がそのまま本屋のごとく売られている!(レンタルかもしれないけど。)うちの出た学部(中国哲学文学科)の人とかが見ると失禁しそうなラインナップです。
そして、お寺の周辺は「仏教的自慢グッズの店」で満載。店のおっちゃんが筆談で「これは悪魔と闘う道具だ!」と言って30cmぐらいある「独鈷杵」を一万円ぐらいで勧めてきたのすごく迷ったけど、冷静に考えたら自分は悪魔と闘ったりしない畑の職業だったのでいらない。
龍山寺の近くの『華西街夜市』という夜市にやってきました。
こちらは昨日言った『士林観光夜市』よりさらにローカル寄り。屋台で売ってるものもなんかもうなんだかわかりません。
もう、とぐろってます。普通このテのお店は興味本位で写真撮ると怒られるんだそうですが、こちとら客としてきてますから。喰う気まんまんですから。
店のご主人が「スープ?カバヤキ?」と聞くので「カバヤキ!」と言ってみたらコレが出た。他のお客さんがみんなスープ飲みながらこっちガン見してる。地雷メニューなのかなあコレ。
味がどうこう以前に固くて喰えないです。というか骨と皮しかない。それが大学イモ的なタレであえてあります。かろうじて骨から皮をはがして食べますが、スルメイカ的な食感と大学イモのタレの味です。ネタになるほど不味くもないので、地雷ですね。
でも、気を好くしたご主人が生きた蛇を目の前で捌いて見せてくれました。頭から吊るして、生きたまま皮を剥いでいきます。
そして、一気に血を抜き取ります。これをやってると、通りすがりのクマみたいに大きな白人のバックパッカーがグレイトーとかクールとか言いいながら店に入ってきました。実写版「釣られたクマー」を見た。
さらに華西街から少し離れた市場にも足を運んでみます。昔はこのへんに風俗街があったそうですが、そっち方面だけ台湾では排除されてしまい、今ではその名残りとしてへんなのものを喰わす屋台だけが残っているんだそうです。
そのカエルを頼んでみた。「青蛙湯」ってやつ。日本で食用蛙といえばウシガエル(学校の裏とかで鳴いてる奴)のことで、中国では主にアカガエルを食用とすると本(『美味しんぼ』)で読んだことはありましたが、これはアオガエル。アマガエルじゃないだけまだいいです。
カエルは口から上の頭部を削ぎ落とされ、内蔵をとったお腹の中には大蒜が詰まっています。スープは漢方薬の味がしましたが、カエルのほうは見事なほどに鶏肉の食感と味。むしろ、筋ばってなくて、プリプリしている分鶏肉より美味しいと思います。というかふつーにカエルは中華料理では高級食材なので、これで300円程度ってお買い得。
ここまで来ると、売っているものすべてが食用なんじゃないかと思えてきます。でも、コレは‥。正直微妙なライン。
ミドリガメ。が喰えるって話は聞いたことがないけど、背中にクリップがついてて、磁石のついた割り箸で釣るゲームみたいです。
こんな感じで3日目も楽しかったです。ホテルに戻ると昨日『ペットセメタリー』やってたのと同じチャンネルで『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記』(トム・サヴィーニによるリメイク版のほう)がやってました。
ちょっとちょっとー。チョイスが自分のツボにドンピシャすぎますよ。明日(というか0時過ぎてるからもう今日)朝5時起きなんでかんべんしてよー。結局3時過ぎまで観てました。