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『RO』 ガンホー社内不正アクセス事件まとめ

"「RO」不正アクセス事件の民事訴訟,東京地裁で330万円の賠償判決"

以前話題になった、ガンホー社社員による不正アクセス事件の民事判決が出ました。何を今更とかいいつつも、オンゲーオタとしても仮想通貨を用いる『セカンドライフ』ユーザーとしても無視できない問題なので、一応まとめておきます。まず、発端からの経緯を『RO(ラグナロクオンライン)』をパチンコに例えてわかりすくしてみました。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント社はインターネットの中で『RO』という名の人気パチンコを運営しているパチ屋。そこのホールでバイトしてたA君は、店長に無断で「パチンコ玉製造マシーン」を使ってパチンコ玉を大量生産。A君はそれを仲介業者を通じて換金し、5,800万円以上も儲けてしまいました。

ここで、A君は警察に捕まってしまいます。でも、刑法上A君の罪は「勝手にパチンコ玉を作る機械に触った」という「不正アクセス禁止法違反」のみ。懲役1年、執行猶予4年の有罪判決だけで済んでしまったのです。

そもそも、リアルのパチ屋でパチンコ玉を勝手に持ち出したら「窃盗罪」になるし、換金も「風適法違反」にあたりますが、インターネット上のデータである「パチンコ玉」については、まだ法整備が進んでなくて、テラフリーダムな状態だから問題ないのです。

しかし、パーラーガンホーの店長は黙ってはいない。こんなことがあったせいで常連客からは総スカン。商売あがったりだ。Aの野郎訴えるぞと民事法廷に持ち込みます。

"当店が多年にわたる運営の努力の末作り上げたパチンコゲームとその信用,評判,人気を悪用し,当社の社会的評価・企業評価を著しく低下させました。同時に,一連の行為は幅広いメディアにおいても報道されており,多方面へ重大な影響をきたしております。"

上記のような訴状に加えて損害賠償請求がなされ、その金額は信用毀損および機会損失、その他諸費用の合計として7,486万円をA君に求める形となりました。

そして一昨日、東京地方裁判所は被告A君に対し、330万円の支払いを命ずる判決を下しました。ガンホー側の主張に対しては、事件と売上減少との因果関係は認められないものの、原告の信用を傷つけたとしている。つまり「機会損失」は認められず、「社会的評価・企業評価の低下」が認められた形。

結論として、この「仮想通貨を生成して売る」という行為は「やったもん勝ち」な状態です。A君は、会社クビになって330万円払って1年間ムショ暮らしをすることを代償に、一生遊んで暮らせるお金(いや6,000万円じゃ遊んで暮らせないか。一生引き篭もってゲームやってられるくらいのお金。つまり俺の夢が買える金。)を手に入れてしまったのです。ある意味ネット社会の勝ち組ですね!本当におめでとう!

この判決を受けてオンラインゲーム運営各社は、社員に与える「ゲーム内アイテムおよび通貨の生成権限」を考えなおさないといけないと思います(今のところ、ほとんどの運営タイトルがそうしてると思うけど)。少なくとも、年収300万とか400万の人に触らせちゃいけません。やられるのは時間の問題です。

あと『セカンドライフ』においても「不正アクセスやったもん勝ち」の状況は続きそうです。参入している企業の金庫アカウントとか、現状管理のしようがないんじゃないかと思いますよ。L$が仮想通貨である以上、経理の人がちょっと使い込んだとしても、少なくとも「業務上横領罪」ではないので、刑法には問えないんじゃないのかと。

仮想通貨については、アメリカでは早急に法整備を進めてるそうですが、あくまでアメリカの話、日本で事件が起きても蚊帳の外。民事訴訟するにしたって、その不正な「お金の流れ」を調査をできるのはサーバを管理するリンデンラボ社だけ。リンデンラボ社が個々の事案に対し、調査を承ることはおそらくないと思います。現状、不正アクセスすら何も対応してないのに。

そうなると、法整備とかリンデンラボ社の対応に期待するとかよりも、とっととサーバをオープンソース化してくれたらいいのにと。そうしたら、各企業が自社サーバで『セカンドライフ』を立ち上げて、中で起きた問題にも介入しやすくなるのに。

否、自社サーバ建てたら、その中で流通するお金(L$)の管理はどうなるんだ?金まで管理できたらDUPE(不正な造幣)し放題だろうから、結局お金の管理だけはリンデンラボがやるんじゃないのかな。じゃあ、結局調査できないじゃん!

まぁいいや、『モンハン』やろっと。とりあえず無料なので、やっておもしろかったら11月から課金しよう。『PSU』を止めてな。