泥船てすかとりぽか

FC2ガ沈ムマエニ逃ゲダシマシタ。

『オブリビオン』 テラフリーダム

Xbox360』買ったのは、ハワイのゲームとこれをやるため。
でも、よく考えたらどっちもパソコンでできるんじゃん…。

The Elder Scrolls IV : オブリビオン

アメリカのゲーム会社であるBethesda Game Studioに開発された広大な世界と、プレイヤーの自由度の高さ、膨大な数のNPC人工知能システムが大きな特徴のロールプレイングゲーム。とにかく、「何でもできる」系のゲームでは最先端とか。

物語はひょんなことから世界を破滅から救うとかいうよくあるもの。ただ、その主人公が冒険する世界の住人一人一人が、まるで生きているかのように精密な人工知能で生活しています。ちょっと前までSFの中の話だったような、そんなシステムが実現されております。

それでいて、その世界で主人公がとることができる行動もまさにフリーダム。物語の本筋に従って世界を救うこともできますが、盗みのスキルを磨いて盗賊になったり、殺人者となって指名手配されたり、逮捕されて尚脱獄して逃亡を続けるようなこともできます。

かといって、そんなあからさまな悪者プレイをするっていうのも芸がない話なので、自分は真面目にプレイしてみたいと思います。とりあえず、開始直後から、皇帝陛下とその護衛と一緒に追手から逃げるはめになりました。ようし、皇帝陛下は自分が守るぞ!

皇帝陛下の護衛をターゲットしたら、「スリ」って選択肢が出ました。

…。いかんいかん。今はそんな場合じゃない。追っ手がそこまで迫ってきているというのに。「スリ」なんてしてる場合じゃ…ないけど、もうムラムラして仕方がない。まぁ、ちょっとぐらいならバレたりしないだろうし。やった!回復薬ゲット!ちょろいもんですよ!

護衛がめっちゃこっち見てる。ガン見してるんですけど…。

明らかにバレてるんですけど。でも、それを糾弾してこないのは、今はそれどころじゃないってことをわかってるからなんだね。むしろガン見することで、無言で「空気嫁」って訴えかけてきてるんですね。健気ですねー。ゲラゲラゲラゲラゲラ。背中パンチしてやりましたよ。

そーこーしているうちに脱出に成功し(皇帝陛下は死にましたが)、いよいよ広大な世界におっぽり出されることになりました。地図上にカーソルが出てきて「ここに向かってもいいけど、向かわなくてもいいよ。あなたの自由。」ってあたりが、好い感じの無責任ゲー。

おっぽり出すだけの『スーパーモンキー大冒険』とはさすがに違います。

とりあえず、こういう時のRPGにおけるセオリー。一番近くの街に言って情報収集だ!と、その前に今日はもう夜なので宿でも探そうかなあ。グラフィックがこれまた鬼綺麗なので、完全にファンタジー映画の世界を旅しているような気分になれます。

しかし、街がこれまた本当の街のように広い。『FF11』のようなMMORPGでは、そういった広大な街もありましたが、そのさらに10倍はあるんじゃないかと思うぐらい広い。そして、その中のNPC一人一人が人工知能を持ち、生活している。これは凄い。

やっとこさ宿にたどりつき、お金を払いますが何もおきません。「部屋は2階の左の部屋だからそこで寝ろ」的なことを言われます。あ…そうですよね。ちょっと『ドラクエ』のやりすぎでした。ゲーム脳でした。ふとカウンターの上の「パン」をターゲットすると…。

「盗む」って選択肢がでた…。

「ドロボー!」的な怒声を浴びせられながら走りました。でも、すぐに衛兵が駆けつけ監獄行き…。すみませんあまりにあんまりな選択肢だったのですみません。とはいえ、盗んだものの代金だけ払えば釈放してくれるなんて寛大な監獄だ。

その後も、他人の家のドアをターゲットしたら「急にピッキングモードに入ったのでつい…」。追いはぎを返り討ちにしたら、「自分よりいい装備を着ていたのでつい…」。要所要所に仕掛けられた「罠」にまんまとかかり、「犯罪者人生」をまっしぐら…。

流石にこれではいかんと思い、物語の本筋に従って皇帝陛下のご子息を探す旅に。途中、白い鎧が印象的なとある騎士団と合流し、ともに魔物に占領された街を開放したり、さっきまでの日陰人生は嘘のような英雄的な活動を繰り広げます。

さっきまで白い眼で見てきた街の住人たちから浴びる感謝の言葉。NPCであったとしても、そのリアルな生活感を目の当たりにしているだけに、既存のロールプレイングゲームMMORPGでは絶対に味わえない達成感がそこにあります。

また、騎士団の一人が命を落とし、周囲にはそれを悲しむ同士たちの姿。これもまた自分の行動の結果であり、力至らなかった責任であるとも感じることができます。思わず、跪いて祈りを…ん、この人の着てる白い鎧、結構いい防御力あるんだなあ。

直後、今まで来てた「革装備」を脱ぎ捨て、無造作に遺体から鎧を剥ぎ取り、即座に全身に白い鎧を纏う自分。目の前には全裸の遺体と、その周囲にガランガランと散らばるお古の「革装備」。他の同士たちの冷ややかな目線。

このゲーム最高。