てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『TGS2008』 ディズニー帰り

東京ゲームショウ2008』をしに幕張メッセまで行ってきました。ビジネスデーなのでもちろんお仕事ですよ。でも、みんなが知りたい情報の大半は『4Gamer.com』とかに載ってるので、あんまみんなが知りたがらない情報だけ書きます。

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セガ
ファンタシースターZEROニンテンドーDS

朝イチで行ったのに、アレが3時間待ちとかだったので、5分待ちのこっちをプレイアブル。

とりあえず、所感としては『PSO』や『PSU』とは全く別のゲームです。

職業はハンター、レンジャー、フォースの3種。最大4人パーティで、フィールドを進みながら雑魚を倒して行き、最後にボスを倒してクリア。弱攻撃と強攻撃があり、それぞれ目押しで3段まで連続攻撃可能。みたいなところは他作と一緒なんですけど。

攻撃ボタン押しっぱなしで溜めることにより、「フォトンアーツ」的な必殺技を発動できたりとか。ボタンの少なさをカバーする+マンネリ感をなくす工夫がうまくされております。

あと、「緊急回避」がついてるので、だいぶアクションゲームとしての要素が強くなっています。さらに、ボスのモーションがまるっきり「リ○レイアとリオ○ウスを足して2で割った感じ」っぽかったので、一言で言うと「大味なモン○ン」な感じがしました。

特筆すべきは、やはり「ビジュアルチャット」。プレイ中に「チャット」ってボタンをタッチすると、ウインドウが開き、そこに好き勝手に絵が描ける。「送信」を押すと、キャラの頭上にその絵がフキダされます。一緒にパーティくんだのが外人さんだったので「lol」とか「GO!」とか盛り上がりました。

ただ、絵描き中もゲームは進行してるので、本当に絵描いてると死にます。

あと、一応スタッフの方に「Wifiオンライン対応ですよね?」、「それは遠く離れたお友達と一緒にプレイできるってことですよね?」、「いちいち顔会わせなくてもいいんですよねっ!」と執拗に確認し、その仕様に相違ないことを確認しました。

これは結構重要なことで。任天堂が避けていた「DSにおけるチャット要素を持つオンライン多人数プレイ」が本当にできるってことで、今後発売される『ドラクエ9』みたいな「オンライン多人数プレイができるであろう」タイトルの出方をうらなう意味があります。

何より、ソニーが発表した似たような機能「アドホックパーティ」に至っては、『PSP-3000』と『PS3』を介するという異常に高いハードルなのに対し、『ニンテンドーDS』と『Wifiアダプタ』だけで同機能をもつということは、導入コスト面でまたまた任天堂がリードを保ってしまうことにもなりますから。

とりあえず、『PSZERO』最大の問題は。グラフィックかな。DSだから仕方ないけど。あと、アクションゲームとしての好さを生かすためのバランスかなあ。少なくとも、ボタン押しゲーじゃなくなってるのは大きな進歩なので、がんばってほしいです。

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ソニー

重大発表って、『PS3』のHDDの量増やしただけか。しかも「アドホックパーティ」の説明してるすぐ横の通路で「X-link kai」のインストールディスク配ってたぞ!「PS3なんか買わなくても、これ使えばオンラインできますよ〜」的なノリで。ひどい…。

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■EA
ミラーズエッジXbox360

今回はじめて観て一番好かったと思う作品。グラフィックもゲーム内容もすごい!!

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マイクロソフト
Fallout3Xbox360

別に観るまでもなく大本命なんですが。近未来FPS風味『オブリビオン』と。

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フロムソフトウェア
meet-me』 PC

スタッフ「今なら、グラビアアイドルとデートできるんですけどどうですかー?」
いや、いいです。

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SNKプレイモア
ザ・キング・オブ・ファイターズXII』 アーケード

なんか、この一角だけ時代の流れが止まっているような…。
ある意味、ホッとするんだけど。

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■PCオンラインゲームコーナー
ai sp@ce』 PC

誰も人がいなかったので、スタッフの方(ドワンゴの人)にかなーり詳しいお話を伺うことができました。あの秋葉原の街並みは、全部許可を取って作ってるそうなんですね。正直すごいとおもた。

あと、本作最大のウリは「言い方は悪いけど、女の子をペットにできるんですよ。」だそう。それは、プレイヤーキャラとは別に、もう一人キャラクターを連れて歩けるというだけではなくて、文字通りそのサブキャラを「プログラミング」できるということらしい。

簡単に言えば「女子版カルネージハート」。

あらかじめ用意された構文を組み立てて、女の子の行動パターンや会話パターンを構築できるわけです。「メガネをかけてる人を見かけたら挨拶する」とか「敵が正面射角45°に入ったらマシンガン掃射」とか、そういう行動を使役することができるんだそうです。

また、話しかけたチャット文に反応したり、選択肢を選ばせて会話パターンを変えるようなこともできるんだそうな。つまり、うまくプログラミングできれば、「歩く恋愛シミュレーションゲーム」を作ることもできます。さらに、それをいつでも動画にとって、ニコ動にアップする機能まである。

正直、「痛世界」という認識を改めましたよ。

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■ビジネスソリューション
3Di OpenSim』 PC

詳しくはこないだ書いた「仮想空間を自由自在に構築可能な3D仮想空間サーバソフト」。まさか、ゲームショウまで出張ってきてるとわ…。でも、こちらも人がいなかったので、詳しいお話をうかがうことが出来ました。

ます値段。年間契約で52万円だとか。やっす。

でも、実用例なし、ソフトの利用料とバックサポートだけで、開発や運営費は全て自分持ちって考えると妥当なのかなと。Opensimに関しては『セカンドライフ』との相互乗り入れも「リンデンとIBMを介して決定している」そうなので、魅力あるコンテンツではあります。

とりあえず、どっかの会社が人身御供になってくんないかな…。

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だいたいそんな感じ。もはや、開催と同時(または以前に)ネットで情報が公開されてしまうので、昔ほどありがたみはなくなったなーと思うゲームショウでした。でも、一応過去最大規模の開催なんだそうな。土日はすごい人手になりそうですね。

ディズニーランド帰りの家族ずれが京葉線に乗ると、「なんだこの集団…。みんな俯いてゲームやっとる…。」とか驚くわ、子供は泣き出すわ、ねずみ風船は飛んでいくわ。阿鼻叫喚地獄絵図。