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『MS IGLOO 2 重力戦線』

機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線

機動戦士ガンダム MS IGLOO』は、機動戦士ガンダムシリーズのOVA(オリジナルビデオアニメ)で、本編では語られなかった一年戦争の隠れエピソードをフル3DCGで描いた作品です。それの続編が出たので観てみました。

舞台はガンダムとかが出てくるまだまだ前。ジオン軍による地球降下作戦が始まって、モビルスーツ「ザク」がはじめて地球にやってきた時のお話。当然、18mもある巨大な人型兵器に対して、連邦軍の陸上歩兵のみなさんは戦々恐々とするわけで。

で、主人公はもうPTSD発症寸前のおっさん砲兵。

とりあえず、あのザクとかいうのを、なんか「対MS重誘導弾」」とかいうテキトーな大砲(観ればわかるけど本当にテキトー)だけ渡されて「なんとかしてこい」と命令されるわけです。前にも同じこと言われて、当然部隊全滅してるんですけど「じゃあ、もう一回逝ってこい」って言われるわけです。

ていうか、訂正。主人公、もうPTSD発症してました。

という設定からもわかるように、本シリーズはロボットヒーローものではぜんぜんなくって、普通にハードコアなミリタリーものです。だもんで、最近のガンダムはなんかどうも…とか、宇宙世紀マンセー!っていう方にはオススメです。

個人的には、前作のCGによる人物描写がなんか映画『ファイナルファンタジー』の悪夢を彷彿とさせて厭だったんですが、戦闘描写がふつうに神すぐるのと、ストーリーがなにげに泣ける感じなので今作にも期待してたんですけども。

ザクが超TUEEEEEEEE!

あおりアングルを多用して、その巨大さ表現が絶妙なのをはじめとして、ザクマシンガンってあんなものすごい武器だったのか!一発一発がもう戦車砲レベル(120mmだから、本当に戦車と同じくらい)。ガンダム相手にしたらもうBB弾撃ってるみたいな感じなのに。

ガンダム>ザク>>>>>>>>>>>>>>61式戦車>>>歩兵

ぐらいに、猛烈な軍事力のインフレがあった時代だからこその物語なんだけど。しかし、いくらミノフスキー粒子の発見にともなって、有視界戦闘が主流になったからって言って、「対モビルスーツ部隊が歩兵中心」っていうの如何なんだろう。

Xbox360で発売されたゲーム『ガンダム オペレーショントロイ』も、「歩兵でガンダムを倒せ!」っていうバカゲー(というかクソゲー)として有名ですが、ガンダム世界における「歩兵」に関する問題って、ぐぐるといろいろあるみたいですね。

一応、アニメ作品中でも、歩兵がモビルスーツと戦うって描写はないわけではないんですけど、そもそも人間が操縦する巨大兵器であるモビルスーツで、「圧倒的戦力差を以って人間を掃討する」っていう表現はテレビアニメ的によろしくないみたい。

戦争映画で、航空機から地上の歩兵を掃射するような場面が意図して避けられてるのと同じですね。(意図的に見せてるのは『フルメタルジャケット』ぐらいです。)絵面的にキツくなるからですね。もちろん、興行収入的な理由でも。

だから、先週の『ガンダムOO』でも、わざわざ「オートマトン」っていう無人兵器を使って「間接的に」人間を殺してるわけです。ミスター・ブシドーが「興が乗らない」わけです。(無論、本当の理由はダブルオーが出てきてないからだろうけど…)。

でも『Vガンダム』では、戦艦でお母さん踏み潰してるのでアレだけは別。

話を「重力戦線」に戻そう。
"次週、連邦軍の新兵器「61式戦車」参上の巻!"
だそうです。もう、連邦軍ったら、いくらなんでもドMすぎます。