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『スターシップ・トゥルーパーズ3』

スターシップ・トゥルーパーズ3

2008年のアメリカ映画。エド・ニューマイヤー監督、ポール・バーホーベンが製作総指揮。

「一番好きな映画は何?」と聞かれたら、迷わずコレの1作目をあげます。そんぐらい好きな作品の続編なのに、劇場で観ずに今頃旧作無料レンタルで観てるのは、その2作目のアレっぷりの所以でもありますが、素直にDVD出てたの忘れてたっていうのがリアルなところです。

要するにどうでもいいB級映画だったんですが。

実際に観はじめたらこれが素晴らしい出来!1作目を彷彿とさせるような、逝っちゃってるプロパガンダ映像てんこもり!冒頭から最前線で闘う歩兵のメイン武器が「ただのシャベル」と判明するやいなや、開始5分で流れ始めたのは、連邦軍司令官が御自ら熱唱する大ヒット驀進中の戦意高揚歌。

『死に日和』 作詞/作曲/歌 オマー・アノーキ総司令官

嗚呼、まさに自分が求めていたのはこのノリです!

んでもまぁ、「2作目の3倍の製作費!」とは謡ってはいても、「1作目の5分の1」の製作費であることは確かなので、細かい部分はちゃちい感じです。はっきり言って、CGもVFXもTVドラマに毛が生えた程度です。昨日観た『ドラゴンボール エボリューション』とどっこいどっこいです。

でも、今作にはついにパワードスーツが登場するのです!

そもそも、このシリーズの原作は、ローバート・A・ハインライン原作の『宇宙の戦士』。この1960年代のSF小説は、『機動戦士ガンダム』の元ネタになったと言われるがごとく、機動歩兵がパワードスーツ(戦闘用防護服)を纏ってバグ(巨大な宇宙昆虫)と闘うお話なはずだったのです。

1作目の映画は、なぜか歩兵がヘルメットと突撃銃一丁でそいつらと闘う話でしたが。
(個人的にはその阿呆すぎる設定が逆にドツボに入ったんですけどね。)

で、そのパワードスーツこと「マローダー」は物語終盤で登場するのですが、パイロット全員がまっぱだカーニバルしながら神経接続して乗り込むあたりはまさに某ゲリヲンみたいな最近のSFな感じです。でも、武器はやっぱりマシンガンと火炎放射器。あくまで機動歩兵も歩兵。

星1個まるごと破壊できる爆弾造れる技術力があっても、なお歩兵!歩兵萌え萌え!

それでも、やっぱり今作の魅力は終始一貫したプロパガンダ映像による皮肉めいた厭戦描写だと思います。なんか、こういう風に軍国主義を笑い飛ばすセンスって日本のクリエイターにはないですよね。是非、そういう視点で描いたガンダムとか創ってほしいもんなんですけれどね。

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で、そのガンダムの最新作『機動戦士ガンダムOO』ももうすぐ最終回。

もう、脚本云々じゃなく、SF設定な面から見るとこんなに酷いアニメは本当に珍しい。この世界には存在しないはずの「核兵器」という単語をぺろっと台詞に出しちゃったり、1stシーズンにあったはずのいくつか設定が2ndシーズンでことごとく無視されてたり。もう毎回つっこみどころ満載。

5機しか存在しなかった筈の太陽炉が、今回どう見ても8機に増えてたり…。

でも、たかだかテレビの(大きな)子供向けアニメに対してSF設定がどうとか言うのはアレな話なのも確かです。そもそもリアルな設定ガチガチにしちゃったら、『2001年宇宙の旅』みたいになっちゃいますからね。流石に宇宙空間ではBGMもサウンドもない静かなガンダムは厭です。

で、今回某ビーングの太陽炉の数がいきなり増えてた件について。
調べてみたら「外伝読め」って話らしいです。
ひっでえ売り方だなあ笑。

関連書籍まで読まないと話がわからないって作品は稀にありますが、そこまでしないと「世界設定が破綻してるように見える」っていうのはちょっと…。いや、それでもまだ期待してます。ちゃんと最終回までちゃんと観た上で「面白かった」って言わせてくれることを。ガンダム好きなので。