泥船てすかとりぽか

FC2ガ沈ムマエニ逃ゲダシマシタ。

『生物と無生物の間』

テレビみながら、『モンスターハンターフロンティアオンライン』で桜レイア狩ってたところ、北朝鮮からなんか発射されたので、その旨をパーティチャットで伝えた途端にメンバー2人が死亡。狩人たるもの、その程度のことで動揺するとは笑止。「うるさい気が散る、一瞬の油断が命取り。」という名セリフを知らないのかよ。

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この動画をば見たらまた『Fallout3』がやりなくなりまんた。

「ハハッ ゲイリー!」で有名な「Vault 108」がやっぱり大好きです。

かの地下クローン実験施設で大量生産された「ゲイリー」たちは、先天的なのか後天的なのかはわからないけど、語彙が乏しく「ワオ!ゲイリー!」とか「ゲイリ−ーーー!」ぐらいしかしゃべれません。ステルス状態で近づくと「ゲイリー?ゲイリーなのか?」って言うのにはウケた。

そんな「ゲイリー」たちがドアを開けるたびに5人も6人を雪崩れ出ててきては(計30人以上で)鈍器で殴りつけてくる「Vault 108」は、このゲームの中でも最恐かつ最面白ダンジョンだと思います。もし、まだ行ったことない方がいらっしゃったら、是非探してみてください。そして、彼らを「救って」やってください。

考えても見れば、あの封鎖された狭い世界の中で、全く同じ固体の複製として製造された「ゲイリー」たちは、一体何を考えながら、どのように生きてきたんでしょうか。彼らにとっての生とは、そして死とはどういうことなんでしょう。そして、そんな彼らの秩序を乱す権利を自分は有していたんでしょうか。

"秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない。"

理論物理学者のエルヴィン・シュレーディンガーはその著作『生命とは何か』の中で、全ての物理現象に押し寄せるエントロピー(乱雑さ)増大の法則に抗って秩序を維持しうることが生命の特質であることを指摘していましたが、その特質を実現する生命固有のメカニズムについては示すことができませんでした。

対して、分子生物学者のルドルフ・シェーンハイマーは、エントロピー増大の法則に抗う方法はシステムの耐久性と構造を強化することではなく、むしろその仕組み自体を自然の中に置くことであると説きました。この生命の動的な状態こそ、生命の平衡状態つまり「生きているという秩序」を保っているのだということです。

そういう意味では、あの狭い世界い閉じ込められたまま、やがてエントロピー最大の状態という緩慢な死を迎えるはずであった「ゲイリー」たちを生命の動的状態へと導き、生存への道を開く唯一の方法こそ、「「Vault 108」の扉を外部から開けてやること意外にはなかったんではないでしょうか。

是非とも、彼らに救済を。

(参考文献:福岡伸一著。『生物と無生物のあいだ』)