てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『ドラえもん のび太の新魔界大冒険』

今週もツタヤから届いたDVD観てました。
BLEACH ザ・ダイヤモンドダストリベリオン 〜もう一つの氷輪丸〜』とコレ。
BLEACH』のほうはなんか既視観があったのでよーく思い出したらもう一回視てたものでした。

他の隊長格たちが技を出し惜しみする中、白哉兄様だけが惜しみなく雑魚(厳密には背景)相手に卍解使っちゃってるかなしい物語。そして、恋次卍解の用途が塔をのぼるための足場のみという。十三番隊…。

ドラえもん のび太の新魔界大冒険

2007年のドラえもん映画。1984年に公開された『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のリメイク版です。昔バージョンは昔映画館で観てその怖さがトラウマになったぐらい怖い昔バージョンだったでした。でも、伏線の張り方の教科書のような、とても子ども向けとは思えない物語展開は絶妙です。

ていうか、セカイ系のはしり。

で新しい方のも、いろいろな面でがんばっているみたい。メドューサが昔ほど怖いビジュアルではないにしろ、その他にも今の子が観たらトラウマになりそうな要素が加わっていたり。『のび太の恐竜 2006』の時ほど、オタクに媚びる様子もなく、ちゃんとお子様向け映画なのが好いですね。

そして、やっぱり「もしもボックス」は最恐のひみつ道具だと再認識。

この道具で実現される架空世界は、一種のパラレルワールドであり、「条件に合ったパラレルワールドを見つけ出して、そこへ連れて行く」 ものであると説明されています。ただ、登場話によっては「今いる世界を作り変える道具」もしくは「新しい世界を作り出す道具」のように描写されることもあり、この道具が作り出す架空世界の理論は一定していないようです。ちなみに今作のソレは、「新しい世界を作り出す道具」タイプのようです。

そして、世界を元に戻した後も、生成された世界はパラレルワールドとして存在し続けてしまうとも説明されています。これは非常に怖い話で、その効果によって救われる世界と、救われない世界が同時に継続してしまうということでした。子どもの頃、「もしもボックス」の効果はリセット可能と理解してたんですが、違うんですね。

そこに気づいたのび太は、世界を元に戻すことを後回しにして、魔界との決戦に臨み見事勝利。その上で世界を元に戻しめでたしめでたしとなったわけですが。結果として、「魔法が使えないのび太ドラえもんが存在する魔法の世界」も継続して存続するってことですよね。

じゃあ、元からその世界にいたのび太ドラえもんは一体どこに行っちゃったの!?

いや、その魔法の世界は「もしもボックス」の効果で生成された世界なわけだから、元からは誰も存在しなかったわけで。そこに暮らすスネ夫ジャイアンも「もしもボックス」に与えられた記憶と肉体をもって生まれた存在なわけで…。宇宙自体が一瞬で生成(宇宙空間に空気があったので複製ではない)されたわけで…。

そもそも、宇宙を一瞬で生成するとかってどんだけのエネルギーが必要なのかとか。多数の宇宙が生成と消滅を繰り返しながら互いに相互作用しつつ存在するというメタ宇宙的な考え方に基づき、エネルギー供給源の問題を解決したとしても、「一瞬で」という点に宇宙膨張速度の問題が立ちはだかったり…。

ああ、誰か頭のいいひと変わりに考えてください…。

同じく秘密道具「バイバイン」の検証を行なった"栗まんじゅう問題"みたいな感じで。