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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 感想

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

2009年。庵野秀明監督のアニメ映画。

とりあえず、とっても面白かったでした。
その面白さをネタバレなしで説明するのが難しいけど。
生まれて初めて映画のパンフレットを購入するぐらい面白かった。

映画のパンフレットとかどうせたいしたこと書いてないくせに1,000円とかしたりするんで、そんなん買うなら違う映画もう1本観たほうがいいとか思ってたんで、実は今まで買ったことなかったんですよ。でも、ちょっと今回ばっかりは観終わった瞬間に売店に奔ってる自分がおりましたさ。

そして、自分の後からもパンフとグッズを求める大行列でしたさ。

パンフレットにはご丁寧にもネタバレ防止の封印シールが貼ってありました。このシールがまた開かないこと開かないこと。結局、家帰る迄の電車の中では開けられず、帰宅後トーンカッター使って開けるハメになりました。もう10年以上トーンは切ってないうちのトーンカッターは居間用万能ナイフ。

結局、パンフの中味はたいしたこと書いてありませんでした。
(CGアニメーションかじった人ならためになる話程度。)

いい加減内容の方に触れますと、とにかく前半から飛ばすわ飛ばすわ。小難しい話抜きにして、今まで観たことないようなとんがったバトルシーンのオンパレードからして、文句なしに最上級のエンタメ作品に仕上がってると思いました。そうそうそうそうこういうエヴァンゲリオンがみたかったんだにゃーー。

次に、今回も使徒がかわいい。

あの、最初にでてきた「あさりよしとお時計」が特にかわいい。あれほしいうちの壁に。正直、あのデザインは視聴者に媚びすぎではないでしょうか。でもかわいいから許す。かわいいは正義。あと、空から降ってくるやつの"死に際"がかわいい。「序」のラミエルも死に際がかわいかったし。タツノコ的断末魔の美学を感じました。

極めつけは、あの手がカッターみたいな使徒戦で唐突に流れた『翼をください』に鳥肌。

ちょうど旧作のアニメがテレビ放映されていた当時、まだ高校生だった自分が合唱コンクールで唄った曲です。急速に当時の色褪せないあの思い出の日々がフラッシュバックです。元から灰色だったからあんまり褪せようがないんですけど。もしかして、狙いうたれてますか自分?

否、同世代の人なら大抵合唱コンクールでどっかのクラスが唄ったであろう定番曲ですから、世代的に狙い打たれている可能性はありますね。ただ、下手すると川村かおりが『やまだかつてないテレビ』で唄ってた方を思い出し、「やまかつウィンク」なんかをフラッシュバックするおそれがある諸刃の剣ですよ。

あと、あの「えーとメガネメガネ」について。

完全にお笑い&お色気要員だったので、ああいう緊迫したシーンにも関わらず軽いノリが厭な人(『トップをねらえ!2』が嫌いな人とか)には厭なキャラかも。でも、水の中でも微動だにしないメガネな感じが『ド根性ガエル』的に懐かしくて好意に値します。好きってことです。昭和のおっさん女の次回の活躍にも期待。

最後に、次回予告。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』。
たのしみです。その前にもう2回はこれ観たい。
そして、考察編につづきます。

>>『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 考察