てすかとりぽか

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『X−ファイル:真実を求めて』

X−ファイル:真実を求めて

2008年のアメリカ映画。クリス・カーター監督。DVDで鑑賞。

そういえば、『X-ファイル』とか観てたのって高校生の頃でしたね。シーズン1の頃は、まだ「こっち側の世界」の物語で。でも、「あっち側の世界」の話しかしない変態に振り回されるスカリーが不憫でとても面白かったです。オチも結局「真実は謎のまま」って感じでしたし。まだわりと現実的なドラマでした。

ただ、シーズン2以降は徐々「あっち側の世界」の話になっちゃってたので、最終的に変態の言うことが正しくなってしまうファンタジー物語になっていきました。それはそれで、スカリーがますます不憫で面白かったんですけど。最終的には彼女すら彼岸の住人になってしまって…。

で、もうシーズン6とか7とか最後らへんは全然観てなかったんですけど、(なんかで最終回だけは観た。)今回の映画はそもそもUFOとかエイリアンとか矢追純一的な話ではなくて、なんかふつうにサイコサスペンスな感じになってました。それこそシーズン1的なノリです。原点回帰といいましょうか。

女性の行方不明事件に端を発し、雪の中から発見される別々の人間の手や足、そして頭部。自称サイキッカーの神父の透視術により進展する連続バラバラ事件。臓器売買組織のアジトで行なわれる、人体縫合による延命実験。匣の中で目を見開く首だけの男。「この世の中に不思議なことなど何もないんだよ、スカリー。」

あれ、この話なんかに似てませんか…。気のせいですかそーですか…。