『FFXI ストーリー アルティマニア』
ようやく読み終わった…。
なげーーよ!!
『ファイナルファンタジーXI ストーリー アルティマニア Ver.090409』
『ファイナルファンタジーXI』のメインストーリーこと「ジラートの幻影」、「プロマシアの呪縛」、「アトルガンの秘宝」、「アルタナの神兵」とさらに500を越えるクエストにおける物語を500ページ程度にまとめたテクスト集。一応ゲーム攻略本みたいな装丁だし、絵とか写真とかで水増ししてんだろーと思いきや本当に文章ばっか。
世界を構成する物語の質量という意味では、おそらくこれをこえるゲームは過去にも未来にも存在しえないと思われます。こうしたMMORPGという根本的に大ボリウムなゲームが多くなった昨今でも、ここまでストーリーという部分に重きを置いたタイトルは他にありませんし、そういう意味で『FF』の名は伊達じゃないです。
一応、海外のMMORPGが出るたびに毎度毎度遊んではみるんですけれど。新しいゲームなだけに、いろんなシステムやらユーザーインターフェイスが洗練してるのは確かにわかるんですけれども。何をやってもストーリーとか世界構成がすっからかんなのが気に障って長続きはしないのです。
「それは、日本がドラクエとかFFみたいなRPGの物語を作る技術力が高いからなんじゃ?」
っていう意見も実際あって、それも半分は正解なんだろうなとは思うんですけど。じゃあ、最近の国産RPGの話が海外産RPGのソレよりも面白いのか?って問われると非常に疑問が残ります。ストーリーって部分だけとっても、『Fallout3』とかここ最近のRPGではピカイチだと思いますし。
「単にMMORPGにはストーリーとか別に求められてねんじゃね?」って作り手側が勝手に解釈してるのが理由なんじゃないかなーとも。そもそも、某国産のMMORPGなんて、のっけから射幸性しか売ってないし。それじゃ、パチンコ売ってるのと同じじゃん。いや、最近はパチンコですらストーリーついてるぞ!
で、本当にMMORPGにストーリーは必要ないのか?って問いに対しては、この『ファイナルファンタジーXI』が世界でどれだけ人気があるかってとこや、こんな本が出てるってあたりを考えれば愚問なわけです。ただ、こんな膨大な話を考えられる人間はそうそういないし、無い袖はふれないよね…という点に落ち着きそう。
ただ、『FFXI』は物語が秀逸とはいえ、ゲーム中でテキスト読んでる暇がないのが問題なんです。
ひとがテキスト読んでるそばからパーティメンバーが戦闘おっぱじめやがるから。
「わたしがストーリーを楽しんでるとみんな死んじゃう」状態になるから。
だから、累計数万時間遊んだゲームでも改めて「こんな話だったんだ…」ってわかるご本でした。
ちなみに、最近のポケモンの本はもっとブ厚くって、600匹だか700匹だかのポケモンのデータが全部のってて。小学生はそれをフル暗記しないと一生心と体に傷が残るような惨たらしいイジメを受けるらしいので、大変な世の中になったなーと思います。でも、任天堂様による一億総廃人化計画はまだはじまったばかり。
話変わりますが、どうも堀井さん曰く、今度のドラクエは難易度が高いらしいです。
『ドラクエ6』みたいに敵が強いって意味なのか。
『ドラクエ7』みたいに単に謎解きが理不尽って意味なのか。
『MHP2G』みたいに協力プレイ必須だから友達に買わせろって意味なのか。
最後のやつな気がする。上級ジョブの入手クエとか、協力プレイ必須にすんじゃないかな。
ただ、MMORPGとちがって野良でパーティ募集ができない分、ほんとに友達いないやつはどーすんのかと。
そこで「マックに行ってDSやれ!」とか。これ友達いない人同士の野良コミュ斡旋ですよね。
「誰か一緒にバトルマスタークエいきませんか〜?」とかマックで叫ぶんですよ。
「ポテトLあります♪いきませんか〜?」「コーラつけますよ〜?」とか。
最後には「壱万円あげます!お願いですからバトルマスターにならせてッ!!」と。
(『MHP2G』で駅にいた見ず知らずの高校生に金渡してティガ殺ってもらった人を知ってます。)
なんか、楽しそうだな「野良クエ」。