てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『007 カジノ・ロワイヤル』 前頭葉

今日はコンタクトレンズを買いに池袋へ。副都心線が出来てからというもの、めっきり行かなくなった池袋ですが、久々に行くといろいろお店ができたりなくなったりして吃驚しました。なんか、携帯ゲーム専用の対戦カフェみたいなのも出来たみたいだし。でも、30分300円とか高くね?マックとかでいくね?

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007 カジノ・ロワイヤル

2006年のアメリカ、イギリス、ドイツ、チェコ合作のスパイアクション映画。マーティン・キャンベル監督作品。

テレビで観ました。ジェームズ・ボンド役をダニエル・クレイグが演じた初の作品です。自分は前任のピアース・ブロスナンの頃からしか見てませんが、色々違いを探すのが興味深いです。例えば、昔のボンドよりもエロくないところとか、下品なおやじギャグを言わないところとか、必要以上に女とハメないとことか。

エロゲーの続編がバリバリのアクションゲーになったような感じです。

水戸黄門』に例えると、西村晃のエロ黄門から里見浩太朗の武闘派黄門になったようなものです。最近の水戸黄門を観たら、完全に黄門様が「前衛アタッカー」になってて吃驚しました。『007』もなんかそのぐらいアクション性が上がった感じがします。無駄に肌を露出する機会も多くなって、男前度も増した気がします。

でも、水をかぶると前頭葉のへんが残念な感じになります。
にも関わらず、劇中で4度も水をかぶりました。
そのへんは本当に注意すべき。

そして、アクション面がメインの作風になり、ストーリーもシリアスになってしまったせいか、個人的には「バカっぽさ」がなくなってしまい少々残念に思います。『007』の魅力って、戦車で街中ドリフトして廻ったり、Qの作った珍発明をアホな手段に使ったりとか、そういう部分も大きいと思うのですけれど。

それはそれとして、一応話の流れ的には一番最初のお話なんですよね。だからこそ、ジェームズ・ボンドもあんまり余裕綽綽ではないし、いつも結構ギリギリ。喧嘩して鼻血出したりするわ、女に騙されて痛い目に遭うわで、とっても青臭くて素敵です。いつものボンドなら、女に騙されるのも計算のうちなのにね。

銀行口座のパスワードを女の名前にするとか。ルパンが不二子ちゃんにクレカ渡すのと同じフラグ。

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全然話変わりますけど、これの裏番組でやってた「脳科学おばあちゃん」に胡散臭さを感じてるのって自分だけなんでしょうか。うちの親とかどっぷりはまってるし、急激なブームになってることもあるんでしょうけど、どうも擬似科学の臭いが強いので、素直に自分の子供に同じことさせようとは思えないんですよね。

疑似科学とは、科学的に正しいと認められている知見であるかのように誤認されているが、実際にはそうではないもののことで、有名なところで「マイナスイオン」とか「ゲーム脳」などがあるんですけど。逆に「ゲームは脳にイイ!」とかいう『脳トレ』ブームも擬似科学じゃないかって言われはじめてますけど。

脳トレ』は「実験や観察によって反証される可能性が到底否定できないレベルの仮説に基づいている」っていう論拠から擬似科学にあたるらしいですけど。かといって、『脳トレ』が悪いって言いたいのではなく、あれはあれで非常に優れたマーケティングを行なった商品と思います。さすが任天堂は格が違った。GK乙。

まさにそれと同じで、あのおばあちゃんの商売が成功すればするほど、その擬似臭が強くなるんですよね。ただし、そこは『脳トレ』と同じで「やってマイナスになることはない」ので問題はないんですけど。このブームがエスカレートして、あのおばあちゃんが細木数子みたいにマスコミからディスられる日が来ることだけが心配。

うちの親がはまった人物は、みんなだいたいそういう末路を歩むことが決まってるので尚更。
お神輿を持ち上げるだけ持ち上げて、最後に落とすのが好きだからね、みんな。