てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『ベヨネッタ』 体験版

"中国、ネットゲーム運営への外資参入を禁止"

「あの中国人ですらネットゲームには金を払う。」

という言葉は本当。アニメにしても漫画にしても家庭用ゲームにしても、不正コピー品を楽しむのがあたりまえの国です。かの国においてはそれが「悪いこと」という認識もなく、至極当然なのだから、悪く言われる筋合いはないとのこと。何より中国人は世界で一番多いのだから、民主的にも中国が世界基準なんだそうです。

だから、自分としてはあえてもう中国が悪いとか言うつもりもないし、改善も望んだりしません。必要なのは理解し合うことではなく、彼らとは違うということを知ることだと思っています。そうでもしないと、隣国のことを冷静にみつめることもできないし、興味をもつこともできないと思っています。ジャッキー映画も楽しめない。

そんな中国でもお金を払うオンラインゲームに関して、自国の利益を守るために外資の参入を禁止するということは極めて論理的な話だと思います。自分の国で石油が沸いてるのに、海外から輸入する必要なんてない。なのに海外から「輸入しろ!」って言ってくるとか、ナンセンスだといわれても仕方ないです。

実はその自国で沸いてる石油だと思ってたものが、質の悪い灯油だったとしても…です。

「そんなの、うちら中国は海外の製油技術をパクって徐々にいい油にしていくだけの話よ?パクられるのが嫌だってんなら訴えてこいよ。そんな度胸も法律もねーくせによ。ウチは違うよ?国内産業の保護については全力で法整備してるとこだから。逆によお前らがパクったら全力で訴えるけど!?」

ドラクエもFFもモンハンも全部うちがパクってから、逆に「パクリだ!」って訴えてやんよ!?」

残念ながら、中国がそういう方向性で国益保護を考えてるっていうのも事実です。それについても、残念ながら合理的な判断としかいえません。どちらかというと、そうした外圧に無自覚な日本、パクリに関する国益保護という観点に寛容すぎる日本の方に問題があると考えるのが、残念ながら自然です。

まぁ、日本にとってゲームなんて主要産業でも守るべき国益でもないんでしょーがないけどね。
とか、連休明けでぼけぼけしながら仕事しながらそんなことを考えてたら、上司の声。

「今週末、上海行ってきて。」
「…はい。」

「…はぁ!?今週末!?」

…そういうわけで、言われたのが火曜の午後。出発は金曜の昼。中国語…中国語の本どこだー!!

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ベヨネッタ

Xbox Live』で配信中の体験版プレイしました。

今年のゲームショーはFF13とベヨしかなくて、国産ゲーは終わってるって話をよく耳にしますが、個人的には別にベヨだけでいいです。目新しさとかどーとかより、ベタでも面白いゲームがやりたいんです。そういう意味では本当にベヨはベタで面白いです。よく『デビルメイクライ』と比較云々言われますけど。

そんなことより、完全なセガゲーになってると思います。
『スペースチャンネル5』のノリの『ダイナマイト刑事』な感じです。

なにより、あのボタンピコピコ押すだけで勝手にゲームが進む「おかんモード」が本当に素晴らしい。これは、アクションゲーム好きの人なら、一度はやってみてほしい。話聴くだけなら「そんなんでゲームが面白いの?」と思うかもしれないけど、ゲームの面白さはボタンの数や操作の煩雑さじゃないってのが理解れます。

ちょうど今、『アサシンクリード』もプレイしてるんですけど、あれも一見操作が煩雑そうにみえて実際はボタン押しっぱなしゲーという素晴らしい操作性をもつ作品です。簡単な操作なのに非常に上手い人がプレイしてるように見える。要するに、努力することなく、容易に充足感を得ることが出来るゲームなわけです。

かつて、ゲームの上手さとは修行のような努力と人を棄てるほどの時間との引き換えだった時代がありました。そうした過当競争の中、シューティングゲームは廃れ、長編RPGは疎まれ、格闘ゲームは姿を消していきました。誰しもがゲームに対してがんばることに疲れ、ゲーム自体をやめてしまったのです。

そんな中、ゲームがただのピコピコに回帰したのは必然なのではないでしょうか。

…いや、ゲームやって暢気に感想書いてる場合じゃない。スーツケース…スーツケース!!