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泥船てすかとりぽか

FC2ガ沈ムマエニ逃ゲダシマシタ。

『ファイナルファンタジーXIII』 地雷

げーむ

"神谷英樹「面接時に『好きなゲームは某RPGです』と答えるような奴は、もう来なくていいから(笑)」"

この人の作品嫌いじゃないので(買ってないけど)、べつにディスる意味はないんだけど。ゲーム会社に勤めている感じだと、大抵の今時のお偉いさんは「某国産大作RPGは糞。海外ゲーマンセー。」というスタンスです。そして、同意するしないに関わらず、下っ端は当然話を合わせて「ですよねー。」と言わねばなりません。

そこで信念を曲げずに「いや、○○面白いっすよ」って言った場合とか。特に問い詰められたりもせず、「あいつは使えないな」ってレッテル貼られて、リアルで閑職に追いやられたりするので困りものです。まぁ、どの世界のサラリーマンもそんなもんでしょうけど、上司のお子様言動につきあうのも一種の自己防衛スキル。

逆に「FF超おもれー」とかいう上司だと、非常に扱いが楽でいいです。

そういう意味では、やはり面接という相手の状況が見えにくい場では(あらかじめ面接官が誰かわかってるとかなら別だけど)、好きなゲームを聞かれて「国内他社の大作タイトル」の名前を挙げるのは危険そうです。海外ゲーとか隠れた名作とか言っとくのが無難、というか確実な選択肢なんじゃないんでしょうか。

面接のノウハウとして覚えておこうっと(ゲーム会社限定だけど…)。

かくいう自分はあいも変わらず『Call of Duty: Modern Warfare 2』ばかりやってますが、別に海外ゲーマンセーなわけでも、国産大作RPGがキライなわけでもないですよ。『FF13』も余裕があるならやりたいし、日本人の必修科目的な意味でやっとくべきだと思います。たとえ地雷だとしても、後学のために踏んでおくべき地雷。

『FF13』に関しては、いろんなとこのレビューを読んでみましたが、「RPGじゃなくてただの映画だ」とか、「一本道だから自由度がない」って理由で批判する声が多いみたいです。でも、アレはまさに意図してソコ目指してる作品なんだけど…。そもそも、RPGの定義や一般認識って、そんなクラシックなものだったのかな。

RPGの意味って2種類あると思います。一つは、文字どおり「役割を演じる」もの。例えば「勇者を演じて魔王を倒す」というもの。ここで、主人公の役割はあくまで勇者を演じることにあるため、その魔王を倒すまでの過程は一切プレイヤーの自由。おそらく、TPPGを起源とするこの形がクラシックなRPG。

もう一つは、「役者を演じる」もの。既に用意された役者(キャラクター)を操作し、用意された筋書きに従ってゲームを進めるというもの。そこには当然ながら自由度というものは存在せず(たまに出る「はい いいえ」の選択肢を以って自由度と認めるなら別だけど)基本的に一本道のストーリーという形。

どちらも一長一短なので、別にどっちがいいってもんでもないですけど。

前者は確かに「自分の意思で遊んでいる」という意識が働いて面白いんだけど、「何をしたらいいのかわからない」とかプレイする人を選ぶもので、かつ作る側も大変だったり。後者は「誰でも気軽にプレイできる」から売りやすいし、一本道だから作る側も楽だけど、「遊ばされている感」はどうしても払拭できません。

だから、"極端なほど後者"として作られてる『FF13』に対して、話が一本道だからとか自由度がないとかそういう部分で文句を言うのは変な話。どう見ても『オブリビオン』みたいなゲームには見えないでしょうよ。「ムービーがアレだ」とか、「ストーリーの内容がナニだ」とそういう文句ならわかりますけど。

何より、『FF』シリーズが売れるのって「誰でも気軽にプレイできる」、さらに「誰でもクリアできる」って部分なので、そこさえちゃんとしてればもう合格点なんじゃないのかなって個人的には思いますけど。今のところ、「戦闘システムが意味不明」とか、「マゾすぎてクリアできねー」とかいう話は聞かないから、いんじゃまいかと。

もし、この『FF』シリーズの「誰でもかんたん一本道クリアシステム」が問題視されて売れなくなるようなことがあるんだったら(実際売れたから何の問題もないけど。どうしても問題視したい人は買わないしかない。)、そこではじめてRPGという冠を外せばいいだけだと思います。それこそ、RPM(ロールプレイングムービー)とかね。

戦闘が単調すぐるという理由で最近のシリーズをクリアできてない自分としては、正直そうなってほしい。