泥船てすかとりぽか

FC2ガ沈ムマエニ逃ゲダシマシタ。

『ボーダーブレイク』 殺される覚悟

ボーダーブレイク』は、全国のゲームセンターで稼働中のオンライン対戦ゲームです。

自分はプレイヤーではないのですが、以前書いたとおり(“『ボーダーブレイク Ver1.5』 王族の賭場”)、“ゲーセンという実社会の社交場におけるオンラインゲームの成功例”として観察しているのですけれど。先日、このゲームにちょっとしたトラブルが起きていたのです。詳細は下記のサイトがわかりやすいです。

“コア凸談合事件に関する簡単なまとめ (Aktive Askese)”

特定イベントにおいて本来対戦すべきプレイヤー同士が、前もって談合して「特定のプレイ手段」をとることにより、効率的にポイントを稼ぐことができる。同じゲームに参加している他のユーザーは、本来の目的である対戦を楽しむことができないだけでなく、談合行為の邪魔となるため、仲間に撃たれたりなどして排除される。

「したらば掲示板」を見ると、その「談合スレ」と、談合してる奴の「晒しスレ」が物凄いことになってました。

この件について、運営会社の回答は「ゲームがつまんなくなるからやめようね。」ということだけでした。この告知では解決にならないと憤るユーザーの気持ちもわかりますが、自分はこの運営の回答は最良なものだと感じています。イベントの仕様が良くないのは確かですが、最終的にはコミュニティレベルの問題です。

要するに、談合に加担しなきゃいいだけの話です。談合組にFFされようが何されようが。

運営会社も「ユーザーの大多数が談合に走るほど馬鹿じゃない」と知ってるからこそ、そこまでの対応で留めているわけです。そもそも談合…いやむしろ談合なんて言うと聞こえはいいけど、談合してる者同士はチームでもクランでも何の組織性もなく、ただ同じ目的のために同じ行動をしているだけの、お互い顔も知らない烏合。

結局のところ、独立した個人が、私欲のために、集団を偽装した迷惑行為に加担しているに過ぎない。

突き詰めると、ゲーセンという非常に無防備な公の場において、孤立した一人の人間がが不特定多数を相手に嫌がらせをしてるだけ。曰く、公道に停めてある車一台一台に五百円玉でキズをつけてまわっている、ただの個人のDQNにすぎないわけです。しかも、「晒しスレ」を通じて、全国的に指名手配もされているという。

殺されますよ。攫われて山に埋められますよ。

家庭という閉じられた環境から遊べて、個人情報も何もかも保護されているパソコンやコンシューマー用のオンラインゲームとは全然違うんです。そんなリスクマネジメントすらできないほど、ユーザーは馬鹿じゃない。運営会社もそう思っているからこそ、あくまでコミュニティの啓蒙だけで済まそうとしているのではないでしょうか。

「馬鹿いうな。ゲームごときで殺されるわけないだろ?」

おそらく、今回の迷惑プレイヤーたちも、そんな軽い認識でやってるのに違いありません。ゲーセンの格ゲーでヤンキー相手にハメ技使ったら、帰り道にフルボッコにされたなんて話は昔はよく聞いたもんですけれど。最近はそんな話はまるっきり聞かなくなった…というのは間違いで、形を変えてもっと怖い話になってるだけです。

以下は、オンラインゲームが原因で殺人事件に発展した事例の一部です。

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“台湾で「オンラインゲーム殺人事件」(2005/06/22 ITmediaニュース)”
ネットカフェでオンラインゲームの対戦相手にキャラクターを殺された若者が、現実の相手を殺害。

“オンラインゲームで武器窃盗→刺殺 中国”(2005/3/30 X51.ORG)
ゲーム内のライバルであった被害者の胸などを(現実で)数回刺し、死亡させた。

“ロシアで,オンラインゲームのクラン抗争が殺人事件に発展 (2008/1/18 4Gamer.net)”
オンラインゲーム内で対立するクラン同士の抗争が,現実の殺人事件にまで発展。

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上記はあくまで“原因がオンラインゲームと認められた殺人事件の一例”です。通常、ゲーム内での怨恨で人を殺したなんて動機は通用しないですし、まず事件として発覚しないですよね。ゲーセンの帰りに黒いワゴン車に連れ込まれて、そのまま山連れてかれて埋められたら、ただの“いくえ不明事件”で済んでしまいます。

運よく遺体が出たとして、犯人は見つからない。動機も不明なら、現実世界でのリンクはないんだもの。

でも、決して見ず知らずの相手ではない。ゲームの中では何度も何度もFFしてくる糞憎いあん畜生。リアルで見つけてぶっ殺してやる。そう思って「晒しスレ」を見たら、そいつがランクインしてる店舗名が晒されてた。後は、その店に行ってプレイヤーとプレイ画面を観察し、本人を特定し、実行するだけ。簡単すぎる。

「そー言うお前は『デュラララ!!』の観すぎじゃね?」と言われるかもですが、観すぎなのは事実です。

兎に角、プレイヤー本体が最も無防備となる『ボーダーブレイク』のようなオンラインゲームで、他人の恨みを買うということは、いつ何時そういう目に遭っても可笑しくはないということです。そこんとこをしっかり覚悟した上で、談合でもなんでもやりたいやつはやればいいと思います。すげー勇者だと思いますよほんとまじパネェっす。