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泥船てすかとりぽか

FC2ガ沈ムマエニ逃ゲダシマシタ。

『サロゲート』 全国のハゲの人に謝れ

えいが

非実在青少年 賛成」でぐぐると、ここが1ページ目に表示されるようになったんですが。
いや、あの法案には賛成してないですからねー。まじで違いますから勘違いしないでくださいねー。

サロゲート

2009年のアメリカ映画。ジョナサン・モストウ監督。

サロゲート[surrogate]
―【名】 代理; 代理母

攻殻機動隊』で言うところの“全身擬体”は、本作では「サロゲート」と呼ばれる。人間は自宅からサロゲートを遠隔操作するだけで、安全かつ自分の好きな容姿で社会生活を営むことが可能となった時代。2体のサロゲートと2人の操縦者が殺害されるという事件が発生し、ブルース・ウィリス扮するFBI捜査官が捜査を開始する。

勿論、ブルース・ウィリスサロゲートは、髪の毛フッサフサですよ。

“髪の毛フッサフサのブルース・ウィリス”これが本作を理解する上で、実は非常に重要なんです。サロゲートの特徴の1つはまず安全性。外に出て、万が一交通事故に遭っても壊れるのはサロゲートだけなので、自宅にある本人は無事なわけです。そして、もう1つの特徴は、「好きな見た目の自分になれる」ということ。

なんか、そういう“第二の人生”的な謳い文句でポシャったネットサービスがありましたけど。

要するに、“自分の容姿に対するコンプレックスを解消できる”というメリットについて、“髪の毛フッサフサのブルース・ウィリス”を見せるだけで観客全員が理解できるという点で、“髪の毛フッサフサのブルース・ウィリス”は素晴らしいのです。ていうか、ブルース・ウィリスはよくそんな屈辱的な役を引き受けたなーと歓心します。

「おっさん、ハゲちらかしすぎワロタwwwww」って正面から言ってるようなもんです。

その証拠に、サロゲートを壊された中のブルース・ウィリスが出てきたときのパートナーときたら。「サロゲートとそっくりなのね!」と口では言いつつも、明らかに“頭皮をガン見”してます。その後、合う人合う人“なんだその頭は!?”とばかりに見つめられる禿頭ウィリス。でも、これが本作を理解する上で重要なんです。

ラストの決断の意図は言葉では説明されません。ハゲの人の気持ちになってみないと解らないのです。

いや、でも、いくらフィクションとはいえ、アンチユートピア作品とはいえ、さすがにこのテーマを描くのに“ハゲの人のキモチ”を持ち出してくるのはどーだろうかとはさすがに思ってしまいました…。いや、別にいーけどね。自分はハゲてないしー。フサフサだしー。別にどうでもいいんだけどねー。

でもハゲてる人にとってあんまいい気分じゃないよね。こういう悪ふざけって。
謝れば・・・全国のハゲの人に。

閑話休題。そもそも、ゾンビ映画とかゾンビゲーが流行るのって、ゾンビに対する人体破壊描写が、生身の人間に対するソレよりリミッターを外しやすい点にあると思うんですね。これって、本作のサロゲートみたいな、“ロボットという設定の見た目は人間”にも当てはまるんじゃないんだろうかと。

実際、本作の人体破壊描写はかなり凄まじいです。えっ?これいいの!?と思うこともしばしば。

まぁ、人体ではなくてマネキンみたいなもんなんですけど。街中がマネキンだらけなんで、そいつらをボッコンボッコン跳ねながらカーチェイスしても、倫理的には何の問題もない(はず…)なんですね。歩道走ってる時、フロントガラスに3,4人刺さってるのはさすがに噴きました。DIO様とフィリップス上院議員思い出しました。

ゾンビやロボットについても、いつか非実在的な意味で法律で線引きされるようになるんでしょうか。
いや、だからあの法案自体には賛成じゃねーって言っtうわなんだおまえやめr

追伸:
非実在青少年<規制反対>読本』もちゃんと拝読しました。
氷堂先生の表紙イラストが良かったです。