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泥船てすかとりぽか

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『REC/レック2』 藤子不二雄ワールド

えいが

なんか最近ホラーばっかり連続で観てるなーと思ったけど、べつにホラー好いてるわけじゃなくって、TSUTAYAがホラーばっかり貸してよこすもんだから。もうちょっとバランスとって欲しいというか、そういえば『パラノーマル・アクティビティ』の感想書いてなかったですよ。

べつにいいや。

REC/レック2

2009年のスペイン映画。ジャウマ・バラゲロ監督作品。

前作『REC/レック』の続編で、前作のラストの直後から物語はスタートします。だもんで、前作も含めたネタバレ語りになりますのでその点はご愛顧ください。ちなみに、前作は個人的には数ある“P.O.V(ポイント・オブ・ビュー/主観視点)”の映画作品の中では一番好きな作品で、非常に本作にも期待しておりました。

結論から言うと、色々残念なところはあれど、総評としては滅茶苦茶好かったです。

兎に角、この“P.O.V”と“ゾンビ”の相性が抜群に良いんですよね。特に本作は『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』のようなソンビ映画ではなく、バイオレンスアクション映画色が非常に強いので、物語の良し悪し抜きにまるでゾンビFPSを遊んでいるような気分になれます。ゲームの『Left for Dead』には影響与えてそうですね。

とりあえず、難しいこと考えず「ギャーッ!!」って怖がるには最適の映画だと思います。

まぁ、難しいこと考え出すと、途端に駄目な点が目立ってくるんですけど。駄目映画として楽しむこともできるからいいんですけどね。まず、前作は“ゾンビ化”の原因が“謎の病原体”としてしか示されず、ラストもただひたすら後味悪い謎を残したまま絶望的なエンドをむかえたのが好かったといえば好かったんですけれども。

今回のゾンビ化の原因は、明確に“悪魔憑き”ということになっちゃいました…。

まぁ、その病原体のことを調べてたのがバチカンなんだから、便宜上そーいう扱いになっただけでしょう?と思いきや、今回はゾンビではなく“悪魔につかれた人間”ということなので、ちゃんと悪魔がのりうつってしゃべります。『エクソシスト』みたいに。確かに、数あるP.O.V映画のネタにエクソシズム系はなかったけどさー。

やるんだったら、新作でやろうよ。せっかく好きなゾンビ映画シリーズができたと思ってたのに…。

まぁ、ゾンビだろーが悪魔だろーが、やってること同じなんでべつにどーでもよかったりはしますが。悪魔憑きをなおすためには、そのオリジナルの悪魔がのり移ってる少女の血液が必要で、その血液があればワクチンを作れるとか???えっ、さっぱりわけわかんねーです先生。結局まだ病原体設定ひきずってませんかね???

そして、せっかく手に入れた血液の入った試験管も、びっくりして落として割っちゃう…。

びっくりして落として割っちゃうのです。それも、ゾンビに襲われたでもなく「なんか急に火が出たので…」とかそういう理由で。それがないと建物から出してもらえないって、あれほど言われてたじゃんお前。それを、びっくりして落として割っちゃう…。おかげでそのオリジナルの悪魔少女を探さなきゃいけない羽目に…。

で、その探し方が、ゾンビを捕獲して尋問するという…。え…あ……はい???

まぁ、(今回まぁが多いなあ…)別にもういいです。それでわかった彼女の居場所なわけですが。どうやら彼女は“闇の中にしかいない”んだそうです。あーそう、そりゃきっと光が当たらない暗い場所にいるってことなんですよね?えっ、違う?暗視カメラで見える暗闇の世界の中にしか存在しない???

ファンタジー?ていうか、SF?しかも、“すこし不思議”の方???

ああ、ほんとだよ。光の中で見えないものが、闇の中に浮かんで見えるよ。ライトを消して暗視カメラを付けた時だけ、本来そこにないはずのドアやら井戸やらが“そこに存在しちゃうようになる”わけですよ。そいで、いましたよ悪魔つきの彼女。暗闇でトンカチ振り回してますよ。やばい、こっちは暗闇で何も見えないのに…。

…って、彼女の方も見えてねーじゃねーかよ!!手さぐりでさがしてんじゃねーかよ!!

まぁ、そんな感じでストーリー面は、藤子不二雄ワールドで繰り広げられるグダグダな珍騒動に成り下がった本作ではありますが、バイオレンスアクション面のキレ具合は半端ねーと評価せざるを得ません。ゾンビとはいえ、子供の頭をショットガンで吹っ飛ばしてるような映画をよくR-15指定で売ったもんだなスペインと。

とりあえず、ワールドカップの準決勝はドイツを応援しようと思いました。