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泥船てすかとりぽか

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『踊る大捜査線 THE MOVIE3』 対批評論

えいが

※※※本記事は、映画批評や感想文ではありません※※※

踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!

2010年の日本映画。本広克行監督作品。

言わずとしれた人気ドラマシリーズの劇場版映画化第3弾。個人的には興味は全くなかったのですが、この映画を批評されている映画ブログ界隈で色々とあり、それについて思うところがあったので、ソレを書くのにあたっての必要事項を確認するだけのために観に行ってきました。だもんで、今回は感想文じゃないのです。

映画批評、または批評に対する姿勢に関して思ったことを書きます。

そもそも事は、自身が大好きでいつも拝謁させていただいている映画ブログにおける、本作『踊る3』の批評に対するコメントに端を発します。そのコメントの要点は2つ、「つまらない映画を金払って観に行くとか馬鹿じゃないの?」と「わざわざ長文書いて酷評してご苦労様w」というもの。

「そう。とりあえず、酸素も窒素も二酸化炭素も勿体ないから呼吸しないでね。お願い。」

って自分なら返しちゃいそうなところですが、ブログぬし様は非常に大人な対応をされておりました。しかし、その方の心情を慮れば、憤りと悲しみに溢れていてもおかしくはないでしょう。何より、そんな奴のコメントが原因で、楽しみにしているブログの更新やTwitterでのつぶやきを止められてしまうのはとても厭です。

そう思うのも、自分の日々の愉しみが減るという自己中心的な理由なんですけどね。

だからといって、その方に読んでもらいたいとかそんな傲慢さは持ち合わせていないのですが、少なくとも似たようなケースに遭われる方を減らしたいという意図も含めて、今日は筆をとっております。少なくとも、本作の批評を巡る“第三者による中傷”問題は、自身が見てるブログで2件は起きていますので。

とりあえず、自分がいいたことは一つ。「思ってもいいけど、コメントに書くなバカ。」ということだけです。

別に思うだけなら全然いいと思うんですよ。「つまらない映画を金払ってまで観るやつは馬鹿。」とか、「わざわざ長文書いて文句言う必要もないだろう。」とか、極めてフツーの感覚だと思いますし。勿論、観に行く人間だって、長文を書く人間だって、そんなことが馬鹿げたことだって120%承知でやってるんだから。

「つまらない映画の興行収入がわずかでも上がることは、映画業界の未来にとってマイナスだ!」

そう考える人の正義感と、現状の映画業界への危惧感もまた、痛いほどよくわかります。ゲーム業界だって似たようなもんですし。だから、本作みたいな「ネームバリューとテレビの宣伝力だけで売れるような映画は観に行くべきではない」、「観ないでもつまらないのがわかるから観ないで酷評すべきである」と。

「だから、この映画を観て“ツッコミどころが多い”とか持て囃してるブログも糾弾すべきだ!」と。

そう考える人たちが非常に多いということ、その人身御供の媒介として『踊る3』はうってつけであったということもよくわかります。そもそも、『踊る』シリーズ自体、“大衆向けの娯楽作品”を狙って作ってるんだから、自称“高尚な映画好き”から毛嫌いされるのはあたりまえ。売る側だって当然理解ってます(よね?)。

子供向けアニメ映画観て「子供向けだから駄作(キリッ)」って言ってるのと同じですから。

また、「観てない映画でも酷評する。」というスタンスも否定はしません。「映画は必ず観てから批評する」というのは自分のポリシーですが、他人に押し付けるつもりはないです。その他、「邦画だから駄作」とか、「ミニシアターじゃないから駄作」とかよくわかんないスタンスも含めて、別にいいと思いますよ。

兎角、映画の観方、批評の仕方については、どんなポリシーがあってもいいと思うんです。

「年間300本の映画を観ているからオレの批評は正しくて、そのオレと違う意見のお前は間違っている!」だとか、「アニメやドラマの映画化作品とか低俗な映画を観てるやつはにわかw」とか、そうやって他人を貶めることで自分を大きく見せようとすることも含めて、批評という文化はあって然るべきと思ってます。

ただし、そういう自己主張は自分ちでやるべきであって、ひとんちでやるべきじゃあないってこと。

他人様のブログのコメントに「つまんねー映画みてんじゃねーよ馬鹿!」とか。そういう自己主張を自分ちのブログの中だけでしこしこ書いてるだけなら問題ないんですけど。他人様のブログに書いた途端に、ナイフの切っ先に変わる場合があるんです。個人的にやっちゃダメな事の境界線はここだと思ってます。

自己主張も度を過ぎれば中傷、中傷も度を過ぎれば暴力、暴力も過ぎれば殺人です。

「殺す!」って思ってるだけならいいけど、意志を相手に伝えた時点でそれはもう立派な殺人予告です。それだけで罪に問われるようなことはないけど、そう言った奴は後で何を仕返しされても文句言えないですよね。「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけホニャララ」という名ゼリフを知らないのかよ!?

まぁ、匿名だから殺される心配ないとか思ってやってる人は、とりあえず片耳もげたりしろ。

自分が言いたかったことは、概ねそういうことなんですけど。そもそも『踊る3』を観て何を確認したかったのかというと、「本当につまんない映画なのか?」という点。それを確認もせずに「つまんない映画」という前提で本件について語ってしまったら、観ないで文句言ってる連中と同じ底辺に立ってしまうので。

でも、安心しました。うっかり、フツーに面白かったらどうしようかと思ってました。