てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『板尾創路の脱獄王』 予告編詐欺

進撃の巨人』 読んだ。脳細胞が全部精米されたように面白い。
こういう漫画は、ジャンプでは絶対描けないだろう。
とりあえず明日もお休みお休み。

板尾創路の脱獄王

2009年の日本映画。板尾創路監督・脚本・出演。

難しいことを考えながら観ると、数々の名作映画へのオマージュやら宗教的解釈も可能な作品のようですが、昨日もう難しいことは考えないと心に誓ったばっかりなので、考えません。でも、そうすると、ホントもうふつうに退屈な眠い映画作品になってしまうのですが、全てはオチに対する120分の前振りに過ぎないのだなという理解。

あの板尾さんがこれだけの面子を集めて、お笑い要素一切なしというのは流石にないなと思ってたんです。

オチを知って初めてわかるのは、本当にこの作品全てが、ちゃんとしたお笑いの要素だったんだなーということ。エンタメ性や興行成績や映画としての評価なんて全部投げ打って、ただひとつのネタに賭けた結果がこの作品なんだなーと。そう考えると、自分的には本作をただの退屈な一作品として評価を下したくないところです。

ただ、その板尾さん渾身のひとネタが滑ってないのかというと、5割ぐらい滑ってるのでは…?とも。

それでも9割滑った『大日本人』よりかはぜーんぜんましですって。まぁ、どっちの作品も“万人ウケを狙っていない”というのだけは明確なので、自分も本作を他人にオススメできるか?という意味合いでは完全にノーです。本作を観る金と時間があるのなら、もっとこう別の何か、地球温暖化防止とかに使って欲しいです。

地球温暖化なんて糞喰らえだ。って思ってる人は是非観てください。自分は観ました。

んで、観終わった後にひとつ気になったことがありまして。もう一度、本作の予告編を観なおしてみたんですよ。(Youtubeの予告動画はコレ)途中、板尾さんが女の人の服を脱がす、明らかに濡れ場っぽいシーンがありますよね。いや、勿論自分はそのシーンを目的に本作を観ようと思ってたわけじゃなおいばかやめろ…。

本編にはカケラもないんですよ。このシーンはおろか濡れ場的エロ要素も。

コレに似た感覚をつい最近覚えたばかりでした。『プレデターズ』の予告編(Youtubeのソレ)で観られる、“エイドリアン・ブロディがたくさんの赤いドットサイトで狙われる”シーン。このシーンもまた、本編には出てこないシーンなんです。自分が寝てなければの話ですが…。他の方も「なかった」と言ってたので、確かかと。

もしや、こういう“予告編詐欺”みたいなのって、映画では結構あるんでしょうか?

アニメでは、オープニングのアニメだけカッコいいけど、中身は全然ショボイという“オープニング詐欺”が有名ですし。ゲームでも、“※画面は開発中のものです。”といってフルレンダリングの美麗画像をあたかも実際ゲーム画面であるかのように魅せる“画面は開発中のものです詐欺”などがありますが。

ドラクエ5』なんて、数年にも渡ってキレイなソルジャーブルのニセ戦闘画面をのっけてましたからね。

まぁ、でもよくよく考えてみると、アノ作品もコノ作品も、本編にはないけど本編のイメージを簡潔に伝えやすい台詞を予告編に入れてたなあと。そういう意味では、別にインチキだとか金返せって話ではなく、プロモーションの手段としては有効だなーと歓心しています。そういうのも含めて映画を観る愉しみも増えたし。

近いうち『借りぐらしのアリエッティ』を観ますが、べつにアリエッティでてこないんでしょどーせ?