てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『ファイナルファンタジーXIV』 初めました

ファイナルファンタジーXIV

2010年9月22日にスクウェア・エニックスより発売された、多人数同時参加型オンラインゲーム。

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サービス開始初日からのプレイには間に合いました。Selbinaワールドで、Budou Kyukinという名前でプレイ中。タルタル…じゃなくて、なんてったっけララ…もうタルタルでいいじゃねえか。種族名なんてミコッテしかおぼえらんねーよ糞が。そういうわけで、これからはじめるみんなは、Selbinaワールドでぼくと握手!!

“一部ワールドの新規キャラクター作成一時停止について(9/23)”

Selbinaワールドにおきまして、特定のエリアにキャラクターが集中し混雑している状態です。
このため、下記のワールドへの新規キャラクターの作成を一時的に停止させていただきました。

ハッハ!やってくれるじゃねーか!!完璧に予想通りの展開だけど!!

そんなわけで、幻術師としてエオルゼアのリムサなんとかいう海洋都市に降り立った自分ですが、「ギルドリーブ」という約2日に1度できるクエストを数本こなしてしまうと、本当にやることがありません。経験値を稼ごうにも、案の定街の外のモンスターはものすごい勢いで狩りつくされていますし。仕方ないので生産職でも…。

生産職は生産職で、素材不足で何もできません…。金にものを言わせて素材買いに走れば別ですけど。

そもそも、生産したものが売れるのかどうかって部分を考えちゃうと、今そこに投資もできません…。今回は競売所のシステムはないわけだし、代わりにバザーしてくれるシステムも、あれはさすがにちょっと…。目的のアイテム探すだけで、全部のバザー見て回んなきゃいけないのかよ…。せめて、検索できるよーにしようよ…。

そんなわけで、今楽しめるのはだだっ広いフィールドをひたすら散歩することだけです。マジで。

ただ、グラフィックがめちゃめちゃ綺麗なのはそれを体験するためだけにも価値は十分ありますし、もうぶっちゃけ“散歩ゲー”って認識でもいいんじゃないかなーと。オープンワールド系のRPGがオンラインになって友達と一緒に遊べるよー!的なノリで楽しめばいいんじゃないかなーと。そうでも考えないとやっとられんです。

まぁ、あとは“ゲームの方向性”っていうのがすごい明確でわかりやすいのはいいですね。

「何をやらせたいのかさっぱりわからん。」という声は確かによく聞きますし、同意できますけど。「何をさせたくないのか」っていう部分はとても明確に感じました。要は“競争をさせたくない”ということ。その根拠として、本作では過去のMMORPGには当然の如くあったキャラクターの検索機能がありません。

それどころか、フレンドやリンクシェルの仲間のステータスすら見ることができません。

直接会ってはじめて、その人が何の職業やってるのかがわかる程度です。こうして、他人のプレイの進捗情報を可能な限り不可視にすることで、プレイヤー間の競争を抑止し、個々人が自分のペースでプレイし、ひいては社会問題化している“廃人プレイ”をも抑止したいという考え方が明確に伝わってきています。

例の問題となった“疲労度”なんてマシな話で、そもそも“疲労度がたまるほどやれることがない”状況です。

ファイナルファンタジーXI』の世界を考えてみてください。常に検索することで「今自分は世界で何番目ぐらいに強いのか?」がわかり、フレンドやリンクシェルの中を見てもまっさきにレベルが表示されています。テスト結果と順位を張り出す学校がまずそうであるように、明らかに“競争を煽るシステム”になっています。

「仲間に追いつくために、必死で1日何時間もプレイした。」
「私が寝ると、みんな死んじゃう。」
「ペットボトル。」

こうした“競争を煽るシステム”によって、多くのプレイヤーが社会生活上の問題を抱えることになってしまったというのは紛れもない事実です。こうした問題がより深刻な中国で先に規制が入っただけのお話で、いずれは日本もそうした何らかの政治的指導が入らざるをえないのでは?と自分は思っています。

そういう意味では、決して“中国向け仕様”ではなく、市場を見据えたしかるべき方向性と理解できます。

そもそも、世界中の人のステータスがわかっちゃうなんて、オープンワールド的な世界観からしてみたらナンセンスですよね。もし、世界中の人の年収がわかったら「えっ!私の年収こんなに低いの!?」って絶望するかもしれないし。その見えない格差ですら、戦争やテロの引き金になっちゃったりしてるわけですし。

「よそはよそ、うちはうち。」そういう考え方で、マイペースでプレイするゲームなんだと思います。

ただし、今度は“その格差を努力で埋め合わせることはできない”というのも真理です。各人が1日にできる“努力の量”までが明確に制限されるということは、後からきた人は、先に始めて同じ努力を続けている人には、“絶対に追いつけない”という意味でもあります。そういう部分も“見えないから気にするな”って話なんですけど。

「俺、たぶん世界一『スーパーマリオ』がうまいぜ!」って人がよくいますが、彼らとっても幸せそうだもん。