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泥船てすかとりぽか

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『バイオハザードIV アフターライフ』 尋問用に

尋問用に最適な映画だと思いました。

バイオハザードIV アフターライフ

2010年のアメリカ映画。ポール・W・S・アンダーソン監督作品。

ポール・アンダーソン監督といえば、『ブギーナイツ』や『マグノリア』などの名作で有名ですが。そのポール・トーマス・アンダーソン監督じゃないので注意。要するに、“ダメな方のポール・アンダーソン監督”が撮った作品ということになりますが、それでも主演のミラさんの旦那さんなのであんま悪くいえないですけど。

要するに、“俺んちの嫁かっこいいべムービー”ですね。

はいはい。まぁ、いいんじゃないっすか。で、ストーリーは前作までの流れは全部忘れましたが(全部劇場で観ましたが)、たぶんゾンビがいっぱいでてきた。サイコロステーキがいっぱいでてきた。主人公が1の頃は激太ってた。で、3の最後の頃になんか知らないけどたくさん増えた。ってことぐらいしか印象にないです。

そんな彼女(たち?)が日本の渋谷の109の地下で死闘を繰り広げるのです。

死闘っつっても、3D映画の特徴を生かしてなのかどーなのか、ひたすら画面に向かって物を投げつけてくるだけなんですけどね。手裏剣にはじまり、ナイフに、銃弾に、斧に、しまいには3Dメガネ(サングラス?)まで投げつけてくるような、「3D映画の未来がはじまった!!」アピールっぷり。

でも、俺家でDVDで見てるから、むしろむかつくんですけどねそのアピール。

で、その退屈な投擲を、これまた毎回スローモーションで撮るんですね。もうほんと馬鹿の一つ覚えみたいに毎回スローモーションで撮るんですね。アングルも何も凝ったこと一切なしにただ只管に正面から、毎回スローモーションで撮るんですね。親の仇か何かのように、毎回スローモーションで撮るんですね。

あ、なんか既視感あるぞ!『死霊の盆踊り』にそっくりな構成ですね!!

アレもひたすら裸の女が画面に出てきて踊るだけの映像を、ただ俯瞰で映すだけの映画。アレに近い感じです。ソレにより生じる倦怠感と苦痛までも全く同じ。なにこれ?『時計じかけのオレンジ』でアレックスが受けた、人格矯正プログラムかなんかですか?ずっと観てなきゃいけないんですか?

間違いなく、この映画と一緒に何かの音楽聴いてたら、その音楽を嫌いになると思います。

その音楽を聴くだけで、吐き気に襲われると思います。ポップコーン食べながら見てたら、もう二度とポップコーンは食べられなくなると思いますし、彼女とデートで来てたら確実に、即日中に喧嘩して別れるでしょう。酷い場合には、殺人事件にまで発展するかもしれません。なんという恐ろしい作品でしょうか。

グアンタナモ収容所でも、尋問のために一日中大音量で『セサミストリート』の曲をかけてたそうですけど。

同様に、この『バイオハザードIV』を一日中流しておくというのは、非常に効果的な尋問方法として採用される可能性があると思います。ただ、確実に“犯罪者またはその容疑者の人権を著しく無視した非人道的行為”として、後々問題視される可能性もあるため、尋問に本作を利用するのは熟慮の上で行うべきでしょう。

それぐらい、リアルで“バイオハザード”で、かつ“アフターライフ”にまで影響の出てしまう作品です。

え…?映画ですか…?映画として観るなら、“フツーに面白くない”という感想しか持てないですよ。ホラー映画として怖いかどうかと問われても、“怖いくらいに面白くない”です。ただ、ひとつだけ面白かったのは、主人公とその敵が飛行機に乗って日本上空を飛んでいたシーンぐらい。

ちょっとだけよそ見してたら、飛行機が“富士山にぶつかって”墜落しました。

ほんと、これだからアメリカ人は馬鹿で困りますよ。日本で飛行機飛ばす時には、常に“富士山に気をつける”のは常識じゃないですか。あんなに巨大なマウンテンはアメリカにはないから仕方ないかもしれないですけれども。でも、助かってよかった。助かった意味もよくわからないけど。ほんと馬鹿です。馬鹿。