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泥船てすかとりぽか

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『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』 嫌いなタイプのゲーム映画

えいが

原作は読んでみたいと思いました。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団

2010年のアメリカ映画。エドガー・ライト監督作品。

2006年に北米のゲーム市場規模が映画のソレを超えて以降、ゲームファンをターゲットとした映画やゲーム的な演出を作品に取り入れる映画が増えました。本作も昔のファミコン格闘ゲーム、8bit BGMや演出を多用しているそういう映画で、個人的にもそういうプロモーションに釣られて観たっていうのはあるんですけれども。

シティハンター(1993年香港)』と『アメリ』を足して3で割ったような映画というのが率直な所感。

カンフー映画として観るんだったら完全に役者不足。サブカル映画として観るには演出がサムい。(『アメリ』も演出はサムかったけどそれ以外は好きです。)原作は未読で、あの絵柄で読むんだったら面白いのかもなーとは思うけど、読んでないから評価はできません。読んでみたいとは思いました。

何より、自分が“嫌いなタイプのゲーム映画”って感じちゃった時点で色々ダメでした。

“自分が嫌いなタイプのゲーム映画”って何だ?って話ですけど、要するに作り手側からゲームに対する愛情が感じられず、“体裁だけゲームっぽい”とか、「お前らゲーヲタはこういうのが好きなんだろ?」って露骨なメッセージが滲み出ている映画のことです。最近だと『エンジェル・ウォーズ』がその代表格ですね。

「ゲームに対する愛情って…」と引かれてもいいですけど、これ作った奴ら格ゲー好きとは思えないです。

カンフー映画好きじゃない人が作ったカンフー映画の“コレシャナイ感”に似てるって言ったほうがいいのかな。もしくは、監督の頭の中にはちゃんとした絵があるのに、製作陣と役者がソレを体現することができてないだけなのかもだけど。てゆか『ストリートファイター(1994年アメリカ)』から1ミリも進歩してない絵柄ってどうよ。

例えば、劇中に露骨に“昇龍拳”のような技を使うシーンがあったりするわけですが、おそらく作り手は「ホラ、お前らの好きな昇龍拳”だぜ!」って気でやってるんでしょうが、個人的にそういうの我慢ならないぐらい厭。『ドラクエ』が流行ったとき、漫画とかアニメとかで異様に“HP表示”が流行ったのも厭だった。

再現度が高いから低いからとかそういう問題でもなく、“物語に何の関係もないけど流行ってるから使う”っていう安易さと、対象への思い入れのなさが気にいらないだけなんですけどね。そういうの観ると一気に覚めてしまいます。どうしても昇龍拳使いたいんなら、その必然性を明確に示してからにしろと。

そう考えると、『ストリートファイター』に出てくるダルシム(博士)とか凄いですよ。自分の作った薬品の爆発で髪の毛が燃えて、肌も日焼けしてしまい、その過ちを悔いて出家することにしたから“あの見た目になった”って、ちゃんと劇中30秒ぐらいでちゃんと論理的整合性を得ようとしてるからね。

じゃあ、逆に“好きなタイプのゲーム映画”って話ですけど、昨日観た『世界侵略: ロサンゼルス決戦』なんか正にソレで。別に“ゲーム映画”なんて売り方全くしてないし、絵柄的にも全然ゲームっぽくないんだけど、要所要所に「この演出家、(ゲームを)やりこんでいるいるなッ!」っていうのがわかる映画のこと。

兎に角、演出がサムいのはティーン向けだからと納得するとしても、カンフーはもっと頑張ってほしかたよ。カンフーアクションを前面に押し出しておいて、かつそこが酷いって意味では『チャーリーズエンジェル』を超えたよ。たぶん「今はVFXでどうにかなるから」って考えがあったんでしょうけど、じゃあVFXでなんとかしようよ!

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2011.10.3 追記

ホンネを書くと色んな方面からバッシングやら槍やら飛んできそうだから1日躊躇したけど書いちゃえ。

なんで主人公はあんなピンク髪のどヤンキーの中○女に鞍替えしたんですかね。どう考えても中国人の女子高生の方がかわいいのに。そんな何の罪もない女子をゴミみたいに棄てて。一番酷いふり方ですよ。理由言わないのって。臓物ブチ撒いてブッ殺された後にブッ殺されれば良かったのにあの糞蛆虫主人公死ね。

そのへんの理由が語られてなかったんで、原作読めばわかるのかなーと思ったわけです。