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『上杉隆 VS 町山智浩』 嫌悪感の正体

ニコ生×BLOGOS番外編「​3.14頂上決戦 上杉隆 V​S 町山智浩 徹底討論」

タイムシフト視聴。1時間13分頃。上杉さんのブログに書いた書いてないの追求。
「上杉ブログからみんなで探して!」と視聴者に訴えかける町山さん。
血液がふっと沸騰する感じ。これだ。これが嫌悪感の正体だ。

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自分は元々は映画評論家である町山さんのファンです。ご本は何冊も拝読しております。

この論争が始まったのは3ヶ月前。町山さんの上杉さんに対するツィートを見るたび、この血液がふっと沸騰する感じ、嫌悪感に襲われるようになりました。町山さんのフォローを外しても、別の誰かからリツィートでソレが回ってきます。町山さんが嫌いになりました。この時期、明らかに宇宙で一番嫌いなのは町山さんでした。

同時に「この嫌悪感の正体は何なのか?」ということを知りたくなりました。

ふつうは嫌いなものは見ないように聞かないようにスルーするものですが、ここまで嫌いになると逆に興味が沸くと言うか、怨念と言った方がいいのか。一部始終を見届けたくもなりました。そして、昨日ニコ生で行われた「​3.14頂上決戦 上杉隆 V​S 町山智浩 徹底討論」をタイムシフト視聴して、ある結論に至ったのです。

※『上杉 VS 町山』の簡単なまとめはこちら

この嫌悪感の正体は“集団リンチの構造”に対するものです。

具体的には、“町山さんが他人を攻撃する際にとりまきの人間を利用する”こと。発言の過程を「誰かまとめて!」と周囲に呼びかける行為。“日垣隆さんを炎上させた”の時から顕著に見られるようになった彼の喧嘩術。今回ニコ生の中でも、上杉さんのブログ発言を探す際に、視聴者を利用しました。

ブログのURLは、番組上はひろゆき氏が提供されていたように見えていましたが、2chなどを通じて町山さんのフォロワーの方々が発見してくださっていたようです。この点、はじめ「町山応援団は発見できなかった」と認識し、事実と相違のある内容を書いていた点、訂正と併せてお詫び申し上げます。(2012.3.20訂正)

町山応援団の方の情報収集能力の高さより、忙しい町山さんが周囲の協力を得たいというお気持ちは大変理解できるものです。ただ、その目的が“他人を攻撃すること”である時点で、周囲協力を仰ぐ町山さんの態度を邪なものであると感じてしまったというのは、自分にとって正直な感想です。(2012.3.20訂正)

「お前らも一緒にやろうぜ。」集団リンチや集団レイプを連想させるその態度。血液が沸騰する。

そして、その残酷なオーダーにも無邪気に応じる町山応援団の人たち。今回の論争も端から見守る気などなく「町山さんが上杉を血祭りにあげるのをみたい!」だけの人たち。「キンタマ蹴り潰すぞ!」とさらに暴力表現で周囲を煽る町山。「上杉逃げるなよ!」と退路を断とうとする町山とその応援団。

自ら手を下さずとも、特定個人が流す血を共有することに、心から快楽を感じる人たち。

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[リンチ (lynch)]
私刑のこと。法律に基づかないで、特定集団(およびそれ自身が定める独自の規則)により決され、執行される私的な制裁。

それが良いとか悪いとか、勝ちだ負けだの話ではないです。とにかく、自身が“集団リンチの構造”と“ソレを執り行う人々”に対して尋常でない嫌悪を感じるということに気づきました。思えば、リアルな集団リンチやネチっこい集団レイプシーンがある映画はよくわかんないけど嫌いだってことも思い出しました。

家族を集団でリンチされた主人公が、一人で相手を全滅させたとしても、全然怒りが収まらないことも。

自分自身がリアルでリンチされた経験があるわけではないですが、中学の時に目の前でDQN5人が生意気な後輩をボコろうとしてた時、感情的に間に入ってしまったことはありました。DQN5人相手にするとか正気の沙汰じゃないのに。運よくその時は相手が引き下がってくれましたが、ロジック抜きで厭なんですそういうの。

「上杉さんが嘘つきだから」とかいうのも関係ないです。てゆか、嘘つきだからボコってもいいの?

今回のニコ生を例えるなら“嘘つきで有名な上杉君を学級裁判にかけて、クラスの人気者の町山君がこれまでついた嘘を吊るし上げる。”ことだと思うんだけど。そのシチュエーションを想像しただけで発狂しそう。クラス全員敵に回してでも嘘つきの味方したくなる。別にその嘘つきのためじゃなく、自分の精神の安定のために。

結果的に吊るし上げに失敗した町山さんは事実誤認をお詫び。嫌悪感はだいぶ薄れました。

しかし、上杉さんがキンタマ蹴り潰されて痛みにもがき苦しむのを見られなかった町山応援団は、その鬱憤を晴らすべく「町山さん完全勝利!」と叫びながら、上杉さんやその周囲に当り散らしている現状には、より激しい憤りを感じます。何より、「勝ち負けは目的ではない」と言った町山さんを貶める行為であると感じています。

町山さんにも彼らを焚きつけた責任はあります。この方々の沈静化を訴えるよう望みます。

結果論としては、自分の弱点とも呼ぶべき性質を発見できたという意味で、町山さんには感謝しないといけないとは感じています。ただ、その性質を改善できるか、改善すべきかという部分については全く別の話なので、また同様の“集団リンチ”を見かけた場合には、感情的に全力でクサしてしまうと思いますので悪しからず。

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最後に、基本的には自分は映画評論家としての町山さんのファンです。映画に関する知識量には感服する想いです。ただ、自論と異なる映画評を見つけては横からクサし“異論を封殺する”やり方は嫌いです。少なくとも自分は“他人を攻撃するための武器として映画を利用する”のは、映画界を代表する方にして欲しくはないです。

なぜなら、町山さんに影響されてか、“映画を武器として扱う”人々が増えているからです。

今回の論争後も暴れている町山応援団の方を見ればわかりますが、とにかく“他人の意見を攻撃することで自分を上に見せたい”という人たちです。別にそういう方法論もダメとは言わないのですが、喧嘩目的で映画を扱う方が増えると、純粋な目的で映画を楽しむ人が減り、映画業界自体の衰退にも繋がりかねません。

(まぁ、ゲーム業界が似たような状況だからね…)

ちなみに自身は元から町山さんのファンでこの件を知ったわけですから、上杉さんの肩を持つつもりはありません。(↑に嘘つき上杉君と書いてる通りの認識です)。ただ、相手がどんなであれ、集団リンチへの嫌悪は変わりません。相手が先にやったということであれば、それも許せないことであると思います。(2012.3.20追記)

ただ、どっちが先とか多いとか少ないとか勝ち負けとか良い悪いの話をしてるのではないのです。
自分が嫌いなものの話をしているだけなんですね。(2012.3.20追記)

兎に角、今回の件はこれで一旦おしまい。


※一部追記文章を撤回いたしました。理由についてはコメント欄にて。(2012.4.30)