てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『ゲーム屋が行く!』

ゲーム屋が行く!』日生き方の本

2005年。島国大和著。
簡単に言うとゲーム業界を内部からだいぶぶっちゃけた本。
不況な上に、つぶしがきかないゲーム企画職そのへんの都合と、ゲーム以外で生きていくにはどうしたらいいか?などダークな4コマ漫画を交えながら(ゲーム業は総合職なので文から絵まで全部自分でこなすとの著者談)、個人的にもかなり差し迫った内容なので非常におもしろい。けど、差し迫りすぎていておもしろがってもいられない。

でも、今後のゲーム業界を支えるであろうネットゲームで食っていくための方法論も記されていますので、実際とてもためになります。その中の一節を抜粋。

「韓国産のゲームでリアルマネーでクジを売り、レアアイテムがあたるというものがあります。クジの購入上限はなく、実際青天井ギャンブルというなんともエゲツない商売です。韓国はリアルマネートレードなどが盛んで法律が厳しくなったので日本で始めたとか。生き馬の目を抜くような状態です。」

明らかに自身が前職で運営してた某社のタイトルの事ですね。実際、韓国とかあちらの方はお金儲けに関して節操がありません。ぶっちゃけヤクザとかわりありません。でも、そんなんと競争して勝たねばならないのであるな我々は。もう少しこの世界でがんばらう。

あと『ガンダム SEED DESTINY』前にも書いたとおり本当に『華氏911』みたいな話で、モビルスーツの値段の話なんかしたガンダムは始めてです。戦争も商売なんですとデュランダル議長。戦争の目的はその勝利にではなく継続にあるのです。