てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『香港 三日目』

香港に行くことの三日目。

昨日のマッサージのもみかえしがきて足が痛い。
朝ごはんは昨日の晩ごはんの北京ダックの残り。さめてなお劇的にんまいっす。

今日は香港の経済的中枢である中環(セントラル)へ。

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またまたビルの高さがハンパないです。その上風水学的にライバル企業へ悪い気が飛ぶように設計された奇抜なデザインのビルが多くて興味深い。

『羅富記粥麺専家』

上の写真こと中環中心ビルの真ん前にある小さなおかゆのお店。まだお昼前だというのに店の中は地元の人でいっぱいの有名店。「肉丸粥(豚肉だんご入りお粥)」HK$18(約252円)を注文。

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漫画『美味しんぼ』と『中華一番』に共通した話がある。ある美食家の金持ちが高級料理に飽き飽きして何も食べなくなってしまった、そこで彼が満足する料理を作れとか。んで、ただのお粥を用意すると、彼は満足して食べるといった話。

その逸話を自身で体験きるほど、ここのお粥は体に優しい。よくある既成澱粉を使ったお粥ではなく、米自身を煮詰めることで生まれる澱粉質が繋ぎとなった本物のお粥、そしてやはり俺の知らない謎の出汁が入った初めてのお粥が味わえます。

んでも水が生水っぽいからミネラルモーターもってくと吉。

『九記牛腩』

上のお粥屋のすぐ近く、さらにローカルな街角にある肉そば屋さん。ぶっちゃけ日本にあっても絶対入らないような下町のせまっくるしいお店。お店のあんちゃんにはなんか何語話しても通じないのでとにかくジャスチャーと指さしで注文。なんか3日目にもなるとだいぶ慣れた。てかぶっちゃけ言葉わかんねー(オイ)。

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なんか「上湯牛腩伊麵(牛スジのおそば)」と「咖哩牛腩伊麵(牛スジのカレーそば)」がきた。一応通じたぽい。なんかもう値段も忘れたけど馬鹿みたいに安く(たぶん200円ぐらい)で、馬鹿みたいに牛スジがのってる(日本で1500円分ぐらい)。カレーのほうはとても玄人向けな味ですが、発狂するぐらいに辛うま。

んでも、持込みが禁止なので気合でコーラ頼むべし。「コーラー!コーラー!」叫んでたらコーラもらえた。

中環はとても坂が多い街で、というか坂しかねえので。その坂の上には欧米人の金持ちの家があって、そこにいくために世界一長いエスカレーターがあるのです。

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ただ、そのエスカレーターの横には普通の香港人の生活があるわけで。『恋する惑星』のトニー・レオンが住んでる家のソレにフェイ・ウォンが忍び込んでどうこうするアレの感じが垣間見える感じ。

『蘭桂坊』

んでその金持ちの欧米人の人らが飲みにくる繁華街がこの蘭桂坊(ランカイフォン)。

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恋する惑星』のフェイ・ウォンがバイトしていた売店もあり、もはや脳内で映画のテーマソング「夢中人」が流れた状態でそのサンドウィッチスタンド「ミッドナイトエクスプレス」のある場所にいってみたところ‥
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改装してた。

てか、後で気付いたらこれとなりの店じゃん。たしか公園をはさんで反対側。でも閉まってた。カリフォルニアカフェはちゃんとあったけど。

一応、他にも映画関連のモノをいくつか掲載。

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ハリウッド版『リング』のポスター。関係ないけど『リング2』のCMの映像すっごくヤダ(好い)。

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ハウルの動く城』のポスター。あのバアア虐待アニメ(そこで笑いとってるのでそうじゃないとは言わせない)が儒教の国でどう評価されるのだろうか。

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香港国際警察』でジャッキーが登ったり落ちたりする香港會議展覧中心。街中の二階建てバス暴走シーンなんかも本当よく撮ったと思います。凄い映画。

『海都海鮮酒家』

晩御飯は、夜景が綺麗と言われる海沿いのレストランを予約。実際には、お店の中が明るすぎて夜景はほとんど見えず。あと料理のほうも吃驚するほどおいしくもなかった。値段も味に対しては高め。

てゆかこれまでが吃驚しすぎだったのもあるけど。香港でも、しかもガイドブックで薦められていても、それなりのところはそれなりなんだなあと実感。やはりブログなどの口コミ情報で信用できる情報を自身で判断する方法が、最も確かと言えます。

『ヴィクトリアピーク』

世界三大夜景の一つに数えられる香港の夜景スポット、山の上のヴィクトリアピークへ向かうピークトラムの駅へ。ピークトラムの駅までは、中環のフェリー乗り場からバスが出ています。ちょっとした小雨の中を二階建て屋根なしバスに乗ったため、だいぶぬれましたが、生身でビル群の光に包まれた空間を高速で奔り抜ける様はジャットコースターよりも爽快。

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ピークトラムは20分感覚ぐらいで運行。お客さんは他と違い地元の人はおらず、欧米人ばかり。もりのすごい急勾配のソレでぐんぐん登っていくと山頂に到着。とてもとても綺麗な夜景。

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ごめんなさい。これの100倍は綺麗なんす。ケータイのカメラの光感度では流石にこれが精一杯なんす。

山頂には、観光客向けの変なおみやげ屋がたくさん。さらに蝋人形館もある。行ったのが夜中だったので閉まってたけど。ん、この感覚ってどっかに似てる。

「東京タワー」じゃん‥。
1.地元の人がこない
2.変なおみやげが売ってる
3.蝋人形館がある

なんだかなぁ‥。

再びピークトラムで下り、バスと地下鉄で尖沙咀へ。全ての交通機関が「オクトパスカード」1枚でこと足りているのが素晴らしい。明日の帰国までもうカードは必要なくなったので、駅のサークルK(サンクスはついてない)で限度額一杯にお菓子を購入。余ったら勿体無いし。

送迎バスでホテルへ戻る。ちょっと小腹がすいていたので、再び初日に入った『福好海鮮火鍋酒家』で「揚州炒飯」。炒飯なのにさっぱりしてて病みつきになりそう。