てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『川の深さは』

川の深さは』日小説

2003年。福井 晴敏著。
元警察官で、今はしがないビル警備員の桃山さんは、ひょんなことから傷だらけでヤクザから逃げ延びてきた少年少女を匿う。そして、傷を治療し、コンビニめしとかてんやものとかマックのセットとかを食べさせてあげます。しかし、そのつかの間の幸せも長くは続かなかったのです。

あと、自衛隊とか宗教団体とか北朝鮮とかがたくさんでてきて爆発とかする話。話の流れとしては『川の深さは』>『Twelve Y.O.』>『亡国のイージス』>(数百年おいて)>『月に繭 地には果実』とちょっとした続き物になっています。全然逆から読んでたけど。

劇中では、過酷な任務を得た特種部隊員や、自衛隊の諜報部員などかっこいい職業のひとがたくさん登場します。こんな世界を描けるこの福井って人は一体どんな人生送ってきてるんだろうと思う。

中でも自分が一番憧れる職業はビルの警備員。楽そうだから。これを読んで真剣に転職を考える人がいそうなほど楽園的な描かれ方をしている。
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