てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『本当にいる日本の未知生物案内』

本当にいる日本の未知生物案内』日実用書

2005年。山口敏太郎監修。
河童・人魚・ツチノコ…UMAは古代からこの日本に棲息していた!!
47都道府県地図付きガイド!!
UMA、幻獣、妖怪出没記録を完全網羅!!

以上、表紙に書かれている内容。
ブックオフで100円でこの濃さはすばらしい。
そして以下見開き1P目の内容。

『衝撃!世界のUMA写真館!!』
UMAの代表格、イギリス・ネス湖ネッシーから、世界で目撃される翼猫、2004年にアイルランドで撮影された「アイルランドネッシー」まで、世界のUMAを一挙に公開!!
「日本の漁船が恐竜を引き揚げた!?ニュー・ネッシー!!」
newness.jpg

「日本の未知生物案内」と銘うっておきながら、いきなり世界へ。
何より未だに↑コレをネッシーと言い張る人間がいたことに感嘆!!
感嘆符の多さは伊達じゃない!!

その上でようやく10P目ぐらいから、
『日本にも棲息する未知生物!!』
UMAは身近に存在していた!?の特集がちんまりと始まる。
そもそもこちらが本旨ではなかったのか。

そして一番最初に紹介された日本を代表するUMAとは…。

「2tマンボウ捕獲!」
千葉県・日本の海では何がおきているのか!?

へぇ、何がおきているんでしょうね。

本書ではおよそ100を超える未確認生物(UMA)を紹介していますが、中にはオオクワガタみたいなただの希少生物や、ヌートリアのような外来生物、クッシーだのトッシーだのガタゴンだの観光客誘致目的で創作されたキャラクターまでもが含まれます。

そんなアレな内容の本書でも。子供の頃ケイブンシャの『世界の怪獣大百科』が愛読書だった自分にとっては感涙モノです。

ちなみに『世界の怪獣大百科』では、ゴジラガメラはいうに及ばず、ガッパ・バラゴン・マタンゴ・液体人間・虹男・巨人獣・漂流教室の怪虫・霧笛恐竜・オーバーロードクトゥルー・ツァトゥグア・ハオンドル・アトラクナクア・アブホートなど映画から小説にいたるまでマニアックな怪獣描写が爆発していました。

今思えば人生の進路はこの本で全て決定されていた気がする。