てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『天使と悪魔(上)』

天使と悪魔(上)

ダ・ヴィンチ・コード』のダン・ブラウン著。
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劇場版『ダ・ヴィンチ・コード』をみて、
原作はおもしろそうだと思ったので、
そのシリーズ第1作にあたるコレから読んでいます。

宗教象徴学者のラングドン教授が、
謎の秘密結社「イルミナティ」とかそういうののアレをソレする話。

イルミナティ」の名を初めて知ったのは、
矢追純一著『ナチスがUFOを造っていた』を読んだ小学生の時。

ナチスが造っていたUFOの証拠写真をついに発見!?
・自殺したはずのヒトラーが南極のナチス秘密基地にいた!?
・SS隊長ヒムラーは宇宙とチャネリングしていた!?
ヒトラーの超能力を開花させた「トゥーレ協会」とは!?
・恐るべき世界統一計画を立案した「イルミナティ」の正体とは!?

次々明かされる衝撃の事実の数々に、
子供心に腹を抱えて爆笑したものでした。

そのため「イルミナティ」という単語は、当時のやおい(純一)ファンには直球で笑いのツボ。
本作をシリアスなサスペンス・スリラーとして読むことは到底無理なのです。

しかし、そんな穿った見方に対し、
ダン・ブラウン氏は本作の主人公ラングドン教授の言を借り、こう反論しています。

イルミナティが現存すると考えている人間は主に「陰謀マニア」である。現代の大衆文化に蔓延する過剰なまでの陰謀説には、つねづね腹立たしい思いをさせられてきた。マスメディアは凶事を予言する見出しに飢えている。そのため、イルミナティはいまも健在で新世界秩序を形成しつつあるなどというほら話を、自称”カルト研究家”がぶちあげ、ミレニアムの騒ぎに乗じて儲けている。」と。

「オモエモナー」という言葉が脳裏を過ぎりつつも、
物理学と宗教の歴史など非常にわかりやすく解説されている本作は、
うんちく本としてとても面白いです。

そんな時の人、ダ・ヴィンチをモデルとした名作黒歴史アニメ、
MUSASI -GUN道-」第5話を拝領。

マイネームイズダビノジ。アンドヒーイズサルトビサスケ。
すげえ、字幕もないのに英語がわかるよ!