『セカンドライフ』はじまり
『セカンドライフ』
オンラインゲームでお金が儲かるとか、
ITバブルの再来とか、ビジネスライクな話題が盛りの、
『Second Life(英語版)』をちゃんとやってみることにしました。
どんなゲームかって言うとどうにも説明が難しいんですけど。
というかぶっちゃけ「ここ」を見てくれたほうが、
おもしろくてわかりやすいんですけど。
現状、全てのオンラインゲームは既に与えられた箱庭、例えばファンタジーなんかの世界の中で、他のプレイヤーと一緒にモンスターと戦い、冒険し、生活もするというタイプのものです。
『セカンドライフ』では、ユーザーに与えられているものは、土地だけ。その中で、ユーザーは自由に3DCGでキャラクターやアイテムや建物を作ったり、スクリプトを組み込んで仕掛けやゲームを作ったりできるわけです。
つまり、サーバの中にある仮想空間に実際に街を作って、そこでみんなが買い物して、遊んで、自由にお金儲けができる(ゲームの中のお金はUS$に交換可能)という、ゲームというよりかはシミュレーターに近いものなんですね。
というかこういうことを話してると終わりがなくなるので、とりあえず始めてみました。アカウントは最初の1つに限り無料(遊ぶだけなら月額課金も無料)なので、メールアドレスさえあれば簡単に作れます。あとは、3Dのゲームが動く程度のPC環境とブロードバンドがあればいいくらい。
まず、名前と名字を決めます。名前だけは好きに付けられますが、名字は決められた300ぐらいある中から1つだけ選べます。日本ぽい名字は少ないので「Budou Masala」に決定。インド人。ただ、キャラ名だけは後からつけなおしたり、キャラを作り直したりはできないので注意。
で、名前の次は容姿。とくるところですが、実はこのゲームでは、キャラクターの容姿はプレイ中にいつでも自由に変えられることができます。顔や髪型や体系はもちろん、化粧に服に性別までも自由にコンフィグ可能なので、しばらくのあいだ試行錯誤を繰り返し…
テニミュの「白菜」。
というのは一瞬でやめてデフォルト女性にし、英語がわからないのでチュートリアルもすっとばし、とりあえず色々彷徨ってみることに。とはいえこの世界、膨大な広さが故に、根本的に移動手段がこれまでのゲームと違います。
「検索」&「テレポート」が基本。まさにインターネット感覚。勿論、普通に歩いたり走ったり「空をとんだり」して移動することもできます。まさに『ドラゴンボールZ』感覚。
とりあえず、既に日本人が作った街「Akiba」や「Ikebukuro」などを散策。条件さえ揃っていれば「日本語チャット」ができるので、全く英語がわからない人でも、開始直後「Search>Akiba>Teleport」すればなんとかなるはずです。
なんとかなるどころか、Akiba到着後数分で親切な方から両手剣とエアバイクをいただきました!さすが女性キャラ…じゃなくてAkibaのやさしいお兄さん!!
普通は、こうした自作の武器や乗り物なんかは、ゲームの中でお金を払って買うわけです。逆に自分が作ったものを売り、それでお金儲けができるわけですから。
Akiba周辺を見回してみると、みんなクラ○ドやらセフィ○スの様なアニメやゲームキャラのコスプレばかりなのですが、こうしたキャラものはアバター(キャラクターの容姿)まるごと売ってたりします。
ショーケースに中に入ったりして。すげえロボット。これがリアル値段で数百円するんですよ!それは腕次第では儲かりますなあ。
まぁ、別に買わなくても、個々のシャツやズボンはいくらでもFREE(無料)で配ってる場所があるので、センス次第でいくらでもかっこよくなれます。プロのデザイナーが趣味で配布とかもしてるし…。
というわけで、自分も無料配布所や割安なお店を巡り、試行錯誤の上でフェイバリットナウな容姿を身につけました。
某有名ホワイトトラッシュ(クズ白人)一家の長男坊です。
装備はライトセイバー。ちゃんと抜刀時にブゥゥゥン!て言います。
外人さんが不用意に寄ってこようものなら、袖の下から抜刀!
どこでやっても、どこの国の人相手でも、すげーウケとれます!!
しかし、やっぱりお金があれば、もっと色々と楽しむことができるようにできているのがこの世界。月額課金をすれば毎週おこづかいがもらえるのですが、無料アカウントの場合は全て自分のカラダでお金を稼がなければいけないのです。
身一つでお金を稼ぐのにもってこいなのがこの「ポールダンス」。カジノやクラブなどにあるポールで一定時間踊るだけで、お金がもらえるのです。なんともアダルティーな世界。
やってみました。なんか串に刺さったタコヤキがうねっているようにしか見えませんが、一応中身は女の子(しかも幼女)。お店としては迷惑なんでしょーが、迷惑行為があっても対応してくれるGM(ゲームマスター)なんかいないのもこの世界。おそらく「裁判で争え!」って言われます。
だから正直な話、このゲームでお金儲けしようと大金をつぎ込み、せっかく立てた店とタレに、いつ片肺飛行の飛行機が飛んできてぶっつぶれるかわからないのもこの世界。(意図的に津波を起こしたりできるらしいし。)結局バーチャルではなくリアルの延長線上であり、決して楽してお金儲けができるほど甘くはない世界っていうのはよくわかりました。
個人的には、コミケで同人誌売る的なノリで、いろいろモノ作ったり、売ったり買ったりするのはすごい楽しいと思うので、当面日記はコレの話題ばっかりになりそうです。