『300(スリーハンドレッド)』
2007年公開予定の映画の中では、個人的に『トランスフォーマー』の次くらいに期待している作品です。裏返せば、今年公開予定の映画にほとんど何も期待していないということにもなりますが…。
ただ『セカンドライフ』内に、この作品のプロモーションSIMができたそうなので、遊びに行ってきました。「SilverScreen」というSIMです。きっとどこかの映画会社が経営してて、月代わりとかでいろんな映画のプロモーションを引き受けているんでしょうね。
中央の近未来的なドーム状の建物から、4つのテーマ別に別れた島々にリンクしているのがSIM全体のデザイン。かっこよす。
一つ目の島は、絵コンテ島。
映画のラフスケッチや絵コンテがぎっしり。
かっけえええええ!!
ラフスケッチ好きとしてはたまりません。
普段は金払ってでも見にいくところですが、ここは全部無料。
こちらは原作の原画を飾った原作島。
「グラフィックノベル」っていうものらしい。
要は絵つきの小説のことですね。日本で言うライトノベル?
あ、原作者のフランク・ミラーって『シン・シティ』描いてる人?
そして、映画のセットに忠実に作られたスパルタ島。
街中にはいろんなフリーの衣装や武器も隠されてるので探してみやう。
あとスパルタって聞くと『燃える!お兄さん』の酢張丹先生を思い出します。
極めつけはそのまんまの映画観島。
映画の予告編をちゃんと席に座って見ることが出来ます。
要はQuickTime動画をテクスチャみたいに貼り付けてるんですね。
画像もYoutubeとかより鮮明だし読み込みもとてもスムーズ。
これで映画の本編流そうものなら、本当にお金とれます。
しかも『ニコニコ動画』みたいにチャットもできるし。
ちょっと、このSIMには本当に驚きました。
『SL』における企業参画の意義やら是非やらが問われる中、
最も明確な形で「インゲーム広告」の価値を示したSIMだと思います。
「企業がお金儲けにゲームを利用するな」とかどうとか言う人は、
ぜひ自分の力だけでゲームを面白くしてください。
このSIM以上に面白いことしてください。
いわゆるタダゲーなのに、
これだけ毎日新しい遊びが提供されているのも、
ひとえに「後先考えず投資してくれる」企業あってこそです。
そんな時期は、まだまだ世界が混沌としてる今だけかもしれないけど…。