てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

次に、何をもってお金を儲けるのか。先日『新しいお金』の回で妄想していた"リンデンドルの発行と為替取引による収益"ということも違ったようで、そういう"紙幣を印刷するような方法"での収益は、"理論上は可能だが倫理的な問題を問われかねない"という理由でやらないんだそうです。偉いな。どこかの某G社とは大違いだ。

話がそれました。改めて、何でお金を儲けるんつもりなんでしょう。
その答えは"オープンなプラットホーム戦略"なんだそうです。

普通、プラットホームを商売にするなら、その技術は"クローズなもの"にすべきです。特許を取得するなどして、後発者にとって参入障壁となるような差別化をすることが正攻法な筈です。

例えて言えば、世界で始めて「パンの焼き方」を考えた人は、その方法を誰にも教えず、自分だけが「パン」を焼いて利益を独占できればいいわけです。もしくはその秘めた技術を売ることで利益を得ることもできます。

でも、そうした"クローズなプラットフォーム"は、必ず他者からの挑戦を受けることとなります。その技術を知った他者が「アンパン」や「ジャムパン」を考え、結果的に利益の独占はできなくなり、下手をしたら自分の店がつぶされてしまいます。

そこで、Linden社は最初から"オープンなプラットフォーム"で勝負に出たわけです。「誰にでもパンを焼き方を教えるよ〜」って言ってるだけでなく「パンを売る店を出す土地もあげるよ〜」というわけです。ジャムおじさんでもそんな優しくありませんよ。

でも、こうすることで、少なくとも他者が「パン」で挑戦を挑んでくることはなくなります。つまり"ライバルを生まないこと"が"オープンなプラットフォーム"の狙いなんだそうです。そして、Linden社は"先行者の優位"を武器に、悠々と商売ができるようになるわけです。