『スネーク・フライト』
2006年。デヴィッド・リチャード・エリス監督。
飛行機に乗ってたら急に上から酸素吸入器が落ちてきて「ヘビかと思ってびっくりした」っていう経験がこの映画のプロットなんじゃないんでしょうか。そうでも考えないと、ふつう作らないぞこんなバカ映画。
とかく、作りがベタです。過剰なまでにベタ。だがそれがいい。こういうアニマルパニックものに限らず、最低のホラーものでは、無知で無軌道な若者が「序盤に死亡フラグを立てまくる」ところから始まりますが、この映画のそのやり方がもうベタなことベタなこと。もうおっぱいは揉むわおっぱいは揉むわで。
でも、その序盤おっぱいを揉んでた人が意外といい人だったり、ストーリーは予想外の展開を見せていきます。最終的にはそのおっぱい揉マーも主人公パーティで重要な位置を占める様になるなど、本年度ザ・ベスト・オブ・死亡フラグクラッシャー賞を受賞できそうです。
これ飛行機の中で機内上映したらいいと思います。そんで、観終わった後に酸素吸入器が振ってくるの。でも、わざわざ飛行機の中で見せるんだったら『ユナイテッド93』のほうがシャレにならなくてよさそう。
「日航ジャンボ機墜落フラッシュ」のほうがもっとシャレにならないけど。飛行機に乗ってなくてもこれは怖い。