てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『MHF』 一日一猟

モンスターハンターフロンティアオンライン

今日はまたたびさんたちとパーティを組んでプレイ。パーティは野良で1回組んだぐらいで、あとずっとソロでやってたので「あ、本来こういうゲームなんだ!」という感じで楽しめました。

ソロでやるとほんと操作スキルがギリギリまで要求されるので困ります。でも決してクリアできない無茶な難易度ではないので、"ロックマン的な意味で"好いカプコンのアクションゲームです。それでいてパーティを組むと、敵をフルボッコにできるんだけど、それでいて油断すると即死ねるといういい感じの緊張感を保ってるのがいいですね。

そう考えると、オンラインゲームの「プレイスキルの高さ、うまさ」っていろんな種類があると思います。例えばこんな感じ。
・操作スキル:単純に操作のうまさ
・知識:ゲームに関する情報量
・暇:プレイ可能な時間の多さ
・コミニュケーション力:他人と仲良くする力、人を動かせる力
・財力:アイテム課金RMTにつぎ込めるお金(というかその覚悟)

「暇」は大抵のオンラインゲームにとって必須。レベル上げでもレアアイテム収集についても、人を廃てる程の修練が必要になるからです。でも、ゲームによっては他に必要とされるスキルが大きく問われてくるので、「暇」さえあればいいってもんでもないです。

MHF』は「暇」よりも「操作スキル」が重要な珍しいゲーム。というか元がコンシューマーゲームだし仕方ないけど。『PSU』は同じアクション要素があるMOだとしても、そんなにか「操作スキル」は求められず、どっちかというとレアアイテムのドロップを得るための「運」(ある意味「暇」だけど)だけが重要なゲームです。でも「アクションが難しくない」って要素は近年(ゆとり教育以降)ゲームを売るためには非常に重要なので、『PSU』がダメなゲームってことじゃないですよ。

UO(ウルティマオンライン)』みたいな、ゲームというよりワールドシミュレーターに近いものとなると「知識」というか情報量が問われてきます。こういうのはやっぱり、初期のMMOに多いですね。最近のゲームはヘルプとかポップアップメニューが充実しすぎてて、クエストの進行から何から何まで教えてくれます。そういや、ファミコンRPGも初期のものはあらかじめ知ってないとクリアできなかったもんな。『ウィザードリィ』とか。

FF11(ファイナルファンタジーXI)』なんかは「コミニュケーション能力」が著しく問われるゲーム。最近はパーティプレイも必須ではなくなったにしろ、恒常的に他者と戦略を話し合う必要はあり、また多くの場合英語での対話が求められます。また、ストーリーを進めるためのミッション進行においてはその企画力も問われ、レアアイテムの入手にはメンバー数十人をまとめ、指揮する能力までが問われます。このため、平成のニート子たちよりリアル管理職の人のほうがゲームでも成功するという、ある意味リアルな"社会の縮図"です。

最近はアイテム課金が「ほぼ必須」とされるようなゲーム(個人的にはゲームじゃないと思うけどさ)も増えてきたせいか、この場合「財力」が重要になります。特に回復アイテムなど必須消費アイテムが通常ドロップせず、買うしかないアレとかさ。ビジネスとしてアイテム課金の有用性を否定するつもりはないのですが、自分がプレイヤーとしてはやるつもりはこれっぽっちも沸かないですけどね。

とりあえず、今後出るオンラインゲームは、以上の必要スキルをダイヤグラム化してパッケージにのっけて販売して欲しいです。少なくとも「平均的なユーザーの1日のプレイ時間」だけでも公表すべきだと思う。「時間がないから、人生の無駄だからオンラインゲームはやらない」っていう人が潜在的にどんだけいるかをオンラインゲームの運営会社は知って、しかるべき方向転換を考える時期なんだと思います。

そういう意味で、1日10分で遊べる『MHF』は好いゲームです。願わくば、同じ感じで『ワンダと巨像オンライン』か『ICOオンライン』を出して欲しい。欲しいですよソニーさん。そしたらPS3買いますよ。50人で巨像登りあい、女の子のうで引っ張りあい。