てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『モンスターハンターポータブル2nd』 中二ゲー

モンスターハンターポータブル2nd

PSP』を買った目的は、これと来年出るその続編をやるため。きっと世の中学生の7割が同じ目的で所持してるんだと思います。よく夜中に駅とかにたむろってる塾帰りのお子様はみーんなこれやってるんだもんなあ。

どっかのサイトに書いてあったけど、『PSP』と『モンハン』が中学生を中心にウケている理由。彼らは「『DS』や『ポケモン』はガキの遊び」といいつつ、一方『PSP』で『モンハン』をやるのが「大人っぽくてかっこいい」と思っているからなんだそうです。「少年ジャンプはガキの読むもの」といいつつ、ヤングジャンプに軟着陸する「中二病」が原因なんですね。

で、ゲームや映画の嗜好が中二の頃から変わっていない自分がきましたよ。実際今時こんだけちゃんと作りこんであるアクションゲームは他にないと思います。かといって『モンスターハンター2(PS2)』や『MHF(オンライン)』ほど糞ムズイわけでもなく、一人プレイでもそこそこ勝てるような難易度もいい感じです。あくまでもスタンドアローンで遊ぶことを前提に、協力プレイも楽しいよっていう、いわばファミコンなノリがいいんですよね。

問題は、電車の中でプレイしてると、中々終えるタイミングが見つからないこと。もう目的地についたっていうのに「あとちょっとで!」って感じで、ホームをうろうろしながらプレイしつづけるハメになります。中断してつづきはあとで再開することも勿論できますが、そういう問題じゃあない。男の狩りを交通手段の都合なんかに水をさされてたまるかってんだ!

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"『Universalcentury.net GUNDAM ONLINE』サービス終了"

どれほどメジャーな世界を舞台にしようとも、どれだけ開発に巨費を投じようとも、いくら見た目が綺麗であったとしても、やり方が駄目なら駄目なものは駄目。それがオンラインゲーム。そのもっともわかりやすい実例がこの『ガンダムオンライン』だったと思います。

何がいけないかって、やっぱりみんなガンダムの世界では「エースパイロット」になりたいわけですよ。アムロやシャアになりたいわけですよ。でも、なれない。リアルに再現された宇宙世紀では、一般人がいくらがんばったところで、搭乗できるのは「61式戦車」止まり。リアルニートの廃人ですら「GM」止まり。運良く「ガンダム」を手に入れても、プレイヤーはアムロのようなニュータイプじゃない。壊れたら大変だから乗れない。

絶望した!リアルすぎる宇宙世紀に絶望したッ!!

ファイナルファンタジーXI』でも、みんなセシルのようなパラディンや、クラウドのような大剣使いに憧れたのに「劣化盾」とか「厨武器使い」(※参照)という酷い扱いに愕然。エースや勇者に憧れる「中二病」的ファンタジーに水をさしてしまうのが、オンラインゲームのリアリティ。だからといってオンラインゲームじゃないと他人に俺の活躍をみせびらかせないというジレンマ。

このどっちつかずの「中二病」的フラストレーションをうまく解決するには、ワールドシミュレーターとしてリアルに設計されたMMORPGよりも、程よく「誰もが勇者になれて、誰もが自慢できる」カジュアルゲームが好いようで。実際に日本に限っては、そういうゲームに流行がシフトしてきているようです。前はあんなに過疎っていた『ファンタジーアースZERO』の最近の復興ぶりとか見るとね。

これは日本の国民性というよりも、ファミコンの時代から『ドラクエ』や『FF』というコンシューマーRPGの長い歴史を経て、「中二病患者を量産してきた」日本の教育制度に起因するものだと思います。この素晴らしい伝統は今後も受け継いでいかなねればなりません。

そんな次世代中二病患者育成ゲームの急先鋒。

なんかもうダイヤモンドダストリベリオンな感じ!