『MGS4』 映画ゲー
なんか会社が25周年とかで、社長が社員全員にワイン配ってました。なんか、うちの会社はことあるごとに社長がワイン配りに来るらしい。誕生日とか。所詮テレビゲーム屋のオヤジのくせにオサレぶりやがって。
とかそんなことは思わずに、ありがたくご拝飲させていただきます。
ジンジャーエール割りで。いや、ほんとうまいんよワインのジンジャーエール割りは。
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今日ヨドバシに行ったらなにやら行列ができておりまして。そういえば今日発売だったのね。秋葉原のアレのせいで発売イベントが中止になったとか、ヨーロッパで『ウイイレ』が阿呆みたいに売れるおかげで、小島サンはどんなに赤字出してもオッケーと言われてるとか言われてないとかで有名な今作ではありますが、こんだけ人が並ぶんだったらさぞかし好いゲームに違いありません。
違いありませんが、このゲームとそれが動くゲーム機のために数万円を出資できるほど、まだ悪化してはいない自分のゲーム脳だと思うので(ゲームのためのPCには数十万円余裕で出資します。)たぶん今後一生プレイすることもないでしょう。
ていうか、今ニコニコ動画でプレイ動画を見はじめちゃったのですが、たぶんこのまま最後まで続けて見そうな気がします。元から自分でゲームプレイするよりも、他人のプレイを見るほうが好きな性質ですし。
とか思ってるうちに、こういう「映画を目標にしたゲーム」の将来がひどく心配になってきました。そもそもゲームなんだから映画目指してもしょーがねーじゃんかというのが昔からの持論ですが、こうもあっさり発売日に、動画共有サイトで「全プレイ動画」のっけられちゃうのはどうなんだろう。
映画に例えてみたら、公開初日にすでに全編が無料動画配信されてるのと同じ状況です。少なくとも「映画を目指して」おり、かつ映画と同様に「映像とストーリーを売りにしている」作品である以上、こんな安々と路上放映されちゃってたら、創ってる人たちがかわいそうすぎます。
本来は、そうした創り手の感情云々以前に、企業の利益を守る上で、会社のもっと別のレイヤーがこうした「流出」を防ぐべきなんでしょうけれど。なんだか最近は「逆にCMになるから動画共有サイトマンセー!」的な流れも出てきちゃって、よくよく考えもせずにその流れに乗っちゃってる会社も多いんですよね。
…結果的に、それで一番最初に泣くのは(残業代が削られたりする)製作現場で、最終的に会社も泣くことになるはずなんだけれど。でも、結局『ウイイレ』がヨーロッパで売れるからいいのんか。『遊戯王』が中国で売れるからええのんか。
「イインデスヨ、小島サン。ベツニ10万ボンモウレレバ十分、イインデスヨ。」
でも、そういうやり方をしてて、○ガとかはあんなになっちゃったんだよね…。