『ラスベガスをぶっつぶせ』 アカギ
昨日の晩、二月さんと『Xbox360』の『レインボーシックス ベガス2』ってゲームの協力プレイをしつつ、ラスベガスの平和を守ったりぶっつぶりたりしてましたが、今回はそっちのお話ではないのです。それはそれで、非常に楽しかったのですけれども。
-
-
- -
-
2008年アメリカ映画。ロバート・ルケティック監督作品。
ひょんなことから数学の天才である主人公のアメリカヲタ青年が、その数学力を生かしてブラックジャックで大勝ちし、だんだんリア充していくうちに、ヲタの友達とか大事なものを失っていくというお話。
そもそも、ブラックジャックでどう数学を生かすのかというと、「カード・カウンティング」って手法があるんだそうです。簡単に言うと、「配られたカードから、ディーラーとプレーヤーのどちらに有利なカードが多く残っているか推測すること」みたい。
要するに、ブラックジャック版『アカギ』。
ただ、物語のテーマはそういう必勝理論とか生臭いものではなく、おそらく「オタク青年によるリアル充実発達心理論」みたいな感じ。最初は学費目的でカウンティングをはじめたはずの主人公が、大金や美人の彼女を得るたびに人格が変わっていくみたいな。
大学一年の夏あたりで、よく見かける光景みたいな。
そういうわけで、別にラスベガスをぶっつぶそうとか、全然そういう話ではないんですが(むしろ、ぶっつぶされるんですが)、これに触発されて数学を勉強して、ギャンブラーを目指そうとか思う人は多そうです。
『アカギ』読んだ後に、「イーピン単騎待ち」やってみたくなるのと同じですね。
-
-
- -
-
で、『レインボーシックス ベガス2』は、『Call of Duty 4』みたいなFPS。アメリカの特殊部隊的なナニになって、テロリストと戦うトム・クランシー原作小説のゲーム版らしいですが、あれだろ?トム・クランシーってなんか日本でいうと福井晴敏みたいなあれだろ?
もう毎度毎度、「核の冬がくるぞ!」みたいな系だろ?
本作は『Cod4』に比べてやることが多くて非常に操作が複雑です。壁に背をつけてドアの中を覗き込みながら敵を撃ったり、NPCの部下に指示をして多方面から同時突入したりとか、なんかめっちゃ本格的なFPSなわけです。
ただ、本作の魅力は「ストーリーモードを協力プレイできる」ということ。
『Cod4』のオンラインプレイもやってみたんですが、あっちは完全に多人数VS多人数の「対人対戦」がメインなんですよね。なので、友達同士でチャットしながらさっくり協力プレイみたいなのは難しい。(友達がたくさんいる場合は別ですけど。)
だもんで、そのボイスチャットで「ドアの向こうに敵複数」とか「右から突入します」とか「お前の背中は俺が守る」とか「らきすたおもしれぇ」とかいいながら、緊迫した「特殊部隊ごっこプレイ」をするには最適なゲームだと思います。
最近の小学生が、DSの「ピクトチャット」使いながら「かくれんぼ」とか「けいどろ」とかすんのってこういう感覚なんだろうなってのがよくわかった。それ考えた小学生の応用力はすごいなぁと思う。
DS持ってないとハブられるけどな…。