『ミラーズ』 ネギま!
マクドナルドでクォーターパウンダーバーガー食べてきました。
とくにオチはありません。
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『ミラーズ』
2008年アメリカ映画。製作総指揮・出演キーファー・サザーランド。
あのえーとなんか、ジャック・バウアーのひとが出てくる映画。
もう、キーファー・サザーランド=ジャックにしか見えません。渥美清を見ると「寅さん」にしか見えないのと同じ現象だと思います。彼が『八つ墓村』で金田一を演じたときもやっぱり「寅さん」にしか見えませんでしたし。
そんなジャックが、ひょんなことから鏡の世界のなんかアレな感じのにつけ狙われたり、その謎に迫ったりする話。でも、ジャックがその謎に行きづまる度に、「超絶大ヒント」を与えてくれるお鏡の中のナニがとてもお茶目。『リング』ではそんなヒントなかったぞ!
そもそも、「原則的に不条理」な現象に対して謎解きも何もあったもんじゃないけど…。
それでも、なんとか鏡の過去を知る人物を探し出し、「拳銃をつきつけて」情報を得たり、鏡の秘密に関わる修道女に「やっぱり拳銃をつきつけて」協力を仰いだり、ジャックイズム全開で鏡の謎は解かれていきます。ネタバレになるのでその謎については触れませんが。
鏡の正体は「統合失調症」の少女の、「統合失調症」の部分だけを閉じ込めたものでした。
触れないと言っておきながら、サラッと触れてしまいましたが。それはあくまで自分ビューの結論です。だって、いくらなんでもそんな「前時代的で差別的なオチ」なわけないですよねー。「統合失調症」患者やその家族や権利団体の人が聞いたら噴飯ものです。
よもや、「統合失調症」と「悪魔憑き」を同等に扱ったりするなんて。訴えられますよ。
そんなことより、作中別のことが気になって、本筋なんかどうでもよくなってました。こういう作品の場合、作中の映像に「ホンモノの霊が映っている!」とか、そういう気づく人だけが気づく要素が隠されていることが多いのですが。本作のあるシーンにとんでもないモノが映ってたのです。
ジャックの子供の部屋に『ネギま!』のポスターが貼ってあったのです。
一瞬見間違いかと思いました。そんなまさか、どう見てもまだ5歳くらいの子供の部屋なのに…。普通のアニメのポスターならまだしも、『ネギま!』とか…。しかも、ちゃんと日本語で『ネギま!』って書いてあったし…。気のせいだよね、疲れてるんだよね…。
でも、別のシーンで気のせいじゃないと核心。
てゆか、この子の部屋、壁中「萌えアニメのポスター」だらけじゃねえか!!
そうなるともうポスターばっかり気になっちゃって…。鏡の中で起きている身の毛もよだつようなゴアシーンなんかより、鏡に映りこんでいる「萌えアニメのポスター」にばっかり目が行っちゃって…。あの子が夜な夜な親に隠れてネットで「Niceboat!」とか打つようになるんだ…とか。
実際、子供が鏡に向かって話しかけるようになっちゃったが故に、両親で部屋中の鏡を片付けはじめるシーンで、「息子の二次元への目覚めを心配した両親が、部屋中の萌えアニメポスターを剥がしはじめる」光景がフラッシュバックして腹筋が大変でした。
でも将来、自分の子供の部屋が萌えアニメポスターだらけだったらとか想像すると…。
そういう意味では、最高に恐ろしいホラー作品だと思いました…。
追記:
実は、上記鏡の謎はオチでもなんでもなかったり。「正解率0%」というコピーにあるオチは別にちゃんと用意されています。それはそれで、ちゃんとラストのラストに「コレがオチだ!驚いたろ!」って感じの『シックスセンス』的演出があるんですが。
個人的な感想は「www」って感じです。