てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『おくりびと』

おくりびと

2008年の日本映画で滝田洋二郎監督。

ひょんなことからいろいろおくる人の話。今更ですがDVD借りてみました。さすがに今更なのでそんなに書くようなこともないです。(TVの特番とかで、ストーリーとかネタとかはほぼ9割は紹介されましたし…。)伏せてあった1割は、近所の風呂屋にくる常連客の正体ぐらい。

以下ネタバレ。

近所の風呂屋にくる常連客の人も「おくりびと」だったのでした。しかも、火の属性を操るおくりびと(火葬場の職員)なのでした。そういう中二病的な言い方はアレですが、世界には様々な属性のおくりびとのするひとがいると思います。土属性のおくりびと(土葬)、水属性のおくりびと(水葬)、風属性のおくりびと風葬)とか。

そういう自然系(ロギア系)の他にも、鳥属性とか魚属性とか動物系(ゾオン系)もありますし。

このたび、我が国日本におけるこうした死化粧師のお話が某デミー賞を獲得したということはおめでたいことですが、そもそもこうした死化粧(エンバーミング)の技術って、かのアメリカ国の方が世界最先端だったりという話はあんまり知られてないことかと思われます。

海外出てまで戦争しまくってるのはあの国ぐらいですから。

しかも、今でこそ火葬も許容されてきてはいるものの、キリスト教的な意味で土葬が主流なわけですから。(米映画で観る葬儀は土葬ですよね。)ベトナム戦争の時なんて、南方の糞暑い国で、銃弾やら爆弾やらで目茶目茶になったご遺体でも、ご遺族の元まで「それなりの形」に整えてお返しする必要性があったわけです。

さらに、あの国の場合は死亡してから埋葬するまで、一週間以上(場合によっては一ヶ月程も)葬儀会場に展示しておいたりもしますので。日本に比べたらはるかに乾燥した気候がなせる業でもありますけど、そうした演出の裏には最先科学を駆使する「おくりびと」の技も隠されているわけです。

そういうわけで、ハリウッド版『おくりびと』はたぶんやるので期待してます。

マイケル・ベイ監督、スティーヴン・スピルバーグ制作総指揮、ドリームワークス制作、パラマウント映画配給、制作費は約180億円ぐらいで是非。キャッチコピーは「全米ナンバー1大ヒット!『マトリックス』制作スタッフが贈る新たなる映像革命!」とか、「驚愕のラスト17分!!『シックスセンス』を超えた!」とかそういうノリで。

あと、中国とか韓国でも似たようなの作りそうよね。勿論無断で。

でも、よくよく考えたら、中国のおくりびとって『霊幻道士』のことじゃないですか。キョンシー・ブームとかそろそろ再来する予感はしてたんんですけど。今の若人はキョンシーなんて知らないだろうなあ。『ラグナロクオンライン』のオリジナルモンスターとか思われても仕方ないぐらい。

"【ニコニコ動画】HUNTER BLADE 獵刀"

↑そして、最新の中国といえばやはりコレ抜きには語れません。
みんなデキが酷い酷い言うけど、アレをここまで再現するのは結構すごい技術だよ!