『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 中国
2007年のイギリス映画。デヴィッド・イェーツ監督作品。テレビで観ました。
ホグワーツ魔法魔術学校のダンブルドア校長の命により、「不死鳥の騎士団」ことダンブルドア軍団に所属して悪と闘うハリー。そもそも何がどう不死鳥なのかというと。ダンブルドアが盲腸で入院した際、その手術中ずっと勃起していたことから、看護婦さんたちの間でついたあだ名が「不死鳥」だったとかないとか。
そういえば、中国の"ファミコン版ハリーポッター(詳細はこちら)"のゲームの動画がありました。
Aボタンでジャンプ/Bボタンでキック/下+Bボタンで正拳突き/下+Aボタンで足払い とか。
国内では『ハリー・ポッターと怒りの鉄拳』と称される意味がよーくわかりました。
全く魔法使ってないだろ!滅茶苦茶武闘派じゃんこのハリー!!
ここまで内容が違っちゃうと、著作権的には何の問題もないんだろうなー。ゲームシステム的にも、見た目でも音楽でも、創作表現上の類似性がほとんど認められないです。ただ、思うさま画面右上に「Harry Potter」って書いちゃってるから、商標権的に問題あるぐらいで。
そして、たまたま見つけた別の作品がコレ。↓
こっちは、タイトル画面だけで完全にアウトですね。
でも、なにこの『エグゼドエグゼス』を無理矢理横シューにした感じの。そして、ものすごい耳障りなBGM。でも、敵の数と弾数の多さを考慮すると、ファミコンにしては異様に処理がうまいような気がします。たぶん、既存の何かのゲームの主人公のグラだけ差し替えたんだろうなー。
ちなみに、中国では「冒険小王子」という小説による盗作疑惑が最近有名になりました。でも、あれは類似性も表現面ではなくアイデア面が主体なので、正直著作権的にどうにかするのは難しいんじゃないのかと思います。アイデアは著作権の保護対象にならないので、文章丸パクリとかでないかぎりは。
何より、作者自身がまだ「こっちがオリジナルだ!!」って主張してるので…。
でも、前に上海で発売されていた、『ハリーポッターと中国帝国』よりははるかにマシな部類かと。
『ハリーポッターと片腕ドラゴン』、『ハリーポッターと死せる孔明』、『ハリーポッターと毛沢東』とかもっとやれ。