てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『釜山』 1日目

韓国の釜山に行ってきました。

例の実弾射撃場火災の件は、韓国のテレビのニュースでは全く取り上げられておらず、帰国して「被害者の体内から銃弾が摘出された」とか、「遺体の引渡しや治療費として約1000万円要求されている」とか、いろいろ酷いハナシを知ったばかりの今です。いくら行ってきたばかりで愛着のある国とはいえ、流石にフォローしきれません。

市内に複数ある他の実弾射撃場は、こんなことがあってもふつーに営業してましたしね。

釜山は金海国際空港についたのは結構夜遅く。それから、リムジンバスで海雲台(ヘウンデ)という場所にあるホテルまで。ホテルのすぐ前は海水浴場になっていますが、さすがに夜だし、それ以前に真冬で零下に近い温度なので、誰もいません。

なんというか、熱海みたいなところです。

釜山 020

熱海がハワイのホノルルを意識したビーチリゾート(笑)を目指しているのと、全く同じコンセプトを感じます。景観が似ていることもさることながら、双方とも白い砂を敷き詰めた人工の海岸ですし。だから、海の近くなのに全く潮臭くなく、潮風もありません。波もほとんどないくらいに穏やかなので、本当に海なのかと心配になるほどです。

舐めたらしょっぱかったので、海だと思います。

駅から海の方へつづくメインストリートは、並木の電飾で飾られていてとても幻想的。でも、その通りに並んでるお店は、焼肉屋とかなんかのサナギを売ってる屋台とかがほとんどで、よくてファミマかラブホなので、幻想は幻想でもモルドール的な幻想っぽさになってしまいます。ちなみに、なんかのサナギはファミマでも売ってました。

釜山 017

とりあえず、晩めしは焼肉。テキトーに入った店名は忘れました。というか読めませんでした。結局、韓国語は少々勉強したものの、ハングルは1ミリも読めるようになりませんでした。一応、メニューにテキトーな日本語も書いてあったので、デジカルビとサムギョプサルを注文。どちらも何かの肉(たぶん豚)のどこかの部位。

釜山 011

鉄板がちょっとだけナナメっていて、端っこから油がコップの中に流れ落ちてます。そして、頼んでない料理の数々が出てくるは出てくるわ。あっという間にテーブルの上が料理だらけに。んでも、これが韓国流のおもてなしということで、お客が食いきれないほど出すのが礼儀。客は客で、全部食いきらないのが礼儀なんだそう。

釜山 012

とりあえず、そんなに辛くないキムチと、すっぱ甘いさくら大根みたいな漬物が美味しかったです。あとは〆の冷麺(ムルレンミョン)がまた格別。日本で食べる冷麺とは完全に違う料理で、ソバ粉でできた歯応え抜群の麺を、ハサミで切ってから食べます。この後行く先々で冷麺を食べることになりましたが、ハズレなかったです。

釜山 013

何より、ひとしきり飲み食いしまくって、一人あたり2,000円にも届かず。安っ。

食後に街中をプラプラと。屋台ばっかりズラッと並んだ通りなんかもあるんですけど、ほとんど人がいません。オフシーズンで平日とはいえ、まだ22時前の段階でここまで閑散としているリゾートはどうなんだろうとちょっと。

釜山 022

唯一、夜中でも煌々とした明かりを湛えているのはPC房(ネットカフェ)のみ。さすがはこの国の第一次産業であるオンラインゲームの普及を支える屋台骨。でも、韓国語がわからないので入りはしませんでした。

釜山 023

ゲームといえば、コンビニの前においてあった昔懐かしいクレーンゲーム。日本ではもう見かけないタイプですが、自分が子供の頃にウチに置いてありました。父親がアーケードゲームの卸し業やってて、こういうのも扱ってたので。そして、子供の頃にこの中に入って(上のガラスのフタが開く)遊びました。

釜山 014

ちなみに、後で昼間に歩いたときにゲーセンがありました。ただゲーセンというより、駄菓子屋のゲームコーナー。しかも、一番人気のゲームが『鉄拳2』という時点で、この国における家庭用ゲーム普及率の低さを再認識しました。ゲームショップも探したけど見つからず。今まで行ったどの国よりも家庭用ゲーム文化が希薄です。

ゲームショップだけではなく、おもちゃ屋やホビーショップ、カラオケやボーリングみたいな娯楽施設もほとんどありません。書店はわずかにありますが、ほとんど海外の翻訳もので独自の雑誌なんかは全く置いてません(釜山最大と言われる書店にも行ったけど)。他国に比べて娯楽が極めて少ないと感じました。

そんな状況だったら、さすがにオンラインゲームでもやるしかないと思うのです。
それが、この国でオンラインゲームが盛んな理由なのかなぁ。