てすかとりぽか

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『2011年』 直感的に好きな映画 ベスト10

今年は仕事の方が殺人的に忙しかったのと、普通にゲームの方が当たり年過ぎたので、映画の方はあんま観れんかったような気がします。感想を書いた作品だけでもホント少なくなったけど、そこはTwitterで済ませられるようになった点が大きいかも。でも、こうやってベスト10を出してみると、映画も相当な当たり年だったですね。

そんなわけで、“自分が直感的に好かった映画”のベスト10発表になります。

直感的っていうのは、要するにロジックで考えた面白さではなく、“観た時にどれだけ心が震わされたか”ってことです。ぶっちゃけ頭使うのは仕事とゲームだけでイッパイイッパイなので、映画ぐらいはそういう“映画評論”とは真逆のベクトルで観たいと思うようになりました。映画的な教養(笑)とかいりません。

【2011年 個人的に直感的に好きな映画 ベスト10】

■1位 『インモータルズ -神々の戦い-』 : 作品の感想

すがすがしいほど馬鹿で残虐で馬鹿な“スタイリッシュ切株映画”。世間一般的な評価は極めて賛否が分かれ、どっちかっていうと“ワースト映画”に入れてる人が多かったですが、個人的にガチで好かったです。ゼウスの馬鹿が、馬鹿息子をぶっとばして壁突き破るところが一番好きなシーン。

■2位 『世界侵略: ロサンゼルス決戦』 : 作品の感想

すがすがしいほど馬鹿でまっすぐで馬鹿な“アメリカ海兵隊のプロパガンダ映画”。FPSとか戦争ゲームにはまってるゲーム脳をがすんがすん射抜いてくる演出満載です。主人公がこれまで失った部下の認識番号を全員分暗誦するシーンでガチ泣きしました。ああ、自分こんなんで泣ける程安いハートなんだと再認識。

■3位 『スカイライン -征服-』 : 作品の感想

すがすがしいほど馬鹿で馬鹿で馬鹿な“エイリアン馬鹿映画”。もうなんだこれ正直よくわかりません。よくわかんないけどずっと腹かかえて笑って観れました。とりあえず、円盤から引きずり出した宇宙人を素手で殴った後にさらにブロックで殴るシーンだけは2011年度の個人的ベストシーンに選出させていただきます。

■4位 『ザ・キング・オブ・ファイターズ』 : 作品の感想

人気格闘ゲームの『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズは初代から滅茶苦茶プレイしてて、コミケで薄い本を売ってたぐらい個人的に思い入れがある作品。それが『ストリートファイター』の実写映画も真っ青なレベルで蹂躙された様が逆に。テリー・ボガードがゴミ袋振り回して雑魚敵と闘うシーンで何故か涙が。

■5位 『ブラックスワン』 : 作品の感想

上の4本は変化球と考えて、直球で一番好かったのは本作。映画的に直球とはいえ、ジャンルとしては芸術映画と見せかけてガチホラーなので、十分変化球ですけどね。兎に角お母さん関連のシーンが怖い。「あ?ケーキ食べへんの?食べへんやったら棄てるわ。マジ棄てる。」のシーンが、初撃として強烈でした。

■6位 『ソーシャル・ネットワーク』 : 作品の感想

マジレスするとよくもまぁあれだけ“金儲け一辺倒”のSNS業界を「金よりもクールさだ!」みたいな全力の嘘で塗り固めたモノを作り、それをヒットさせたという、あくまで“プロモーションの方法論として見習いたい”対象としての評価となります。「広告はクールじゃない!」とか今のFacebook見せてよく言えるよな。すげえ。

■7位 『イップ・マン 葉問』: 作品の感想

映画館で観てたら1位だったかも。『イップ・マン 序章』、『孫文の義士団』、『導火線』も考慮すると2011年は完全にドニーさんの年。2011年ベストバウトだったら“ドニー・イェン VS サモ・ハン・キンポー”。テーブル真っ二つになって二人同時に着地するシーンは個人的カンフー映画ベストシーンに選んでもいいです。

■8位 『リアルスティール』: 作品の感想

今年は“意外性”でランクインした作品が多い中、“意外性まったくなし”“テレビCM見たまんま”の内容の本作がランクイン。単純に家族愛、ロボット愛、スポーツ愛、ハリウッド的“胸アツ要素”の詰め合わせ。だからいいんです。テレビで21:00からやる映画的に長年に渡りいい位置を占めてくれるでしょう。

■9位 『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』: 作品の感想

アメコミ映画化も多い中、一番好かったのは本作。個人的にはシリーズ中ベストかも。正直、直感ではなく小賢しい魅せ方を読み取った上で好きな映画ではあるのですが、単純に超能力バトルの魅せ方も旧作より格段にうまくなってました。安売りしようと思えばいくらでも安売りできる素材なのに志が高いんですね。

■10位 『SUPER8/スーパーエイト』: 作品の感想

未だ本作が本当に面白かったのか、つまらなかったのか、判断に迷う部分はあるんですけど。少なくとも“ジェームズ・キャメロン的なSFアクション”とは全く別ベクトルから描かれた“美しい映画”なんだなという感慨を抱かせたラストシーンは掛け値なしに好き。ただ、ホントこれ子供が観ても面白い映画ではないとは思う。

【総括】

他にも『猿の惑星:創世記』や『マイティ・ソー』とか、普段なら当然ランクインするであろういい作品もいっぱいありました。『アジョシ』や『ミッション8ミニッツ』や『MI:4 ゴーストプロトコル』も観れてたらランクインしてたかもねーと思っています。それぐらい劇場に行ける時間も少なかったなあ。

アニメ映画は今回ランクインしてなかったんですけど、『塔の上のラプンツェル』や『タンタンの冒険』、『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ天使たち〜』も例年だったらベスト10に入ってきたと思います。『コクリコ坂から』も全然好かったと思いますよ。てか『機動戦士ガンダムUC』は映画カウントでいいのかな。

最後に『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』、『エンジェル ウォーズ』、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』は今年の大本命かと思っていたのに噴飯モノの期待はずれ。特に後ろの2本は“直感的に嫌い”なタイプの作品でした。『トランスフォーマー』は次回また期待しています。

>>『2010年』 好かった映画 ベスト10

ほんと、去年に比べても良作揃いですね。てか去年とか『シロメ』なんかランクインさせてたのか自分。

とりあえず、今年はどうもでした。来年もどうもです。