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泥船てすかとりぽか

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『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 ネタバレなし

ネタバレなしっていうか、内容忘れました。

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

2011年のマイケル・ベイ監督による実写『トランスフォーマー』シリーズの第3作。

観て凄く面白かったというのは覚えてるんですけど、本当に内容については忘れてしまいました。一作目と二作目の内容はよく覚えてるのに、本作は部分的にしか覚えておらず、ストーリーの流れというか、誰が何と何のために闘ってるのかって部分が、本当に全く思い出せないのです。ムササビみたいに人が飛んでたのは覚えてます。

でも、面白かった!っていうのだけは、確実に感覚として覚えてるんですね。

ジェットコースターみたいなもんでしょうか。自分は絶叫系マシンは特に好きではないんですけど、アレも「面白かった!」って感覚は残るけど、「じゃあ、どこにどんなループがあったか?」っていう“ストーリー部分”は覚えてないもんですし。いや、覚えてる人もいるんでしょうけどね、その筋のマニアの方の中には。

そういう意味では、非常に“にわか”な感想ですが、「よくわかんないけど面白かった」です。

こんな感想を書くと、「ストーリーも理解してないにわかが!」とか、「内容理解してないのに面白かったとかないわ!」って批判を受けるかもと覚悟してるのですけど、本来映画の愉しみ方なんて、そんな深いものじゃあないと思うのですよ。それこそ、遊園地のアトラクションみたいなもんだと思っているのです。

遊園地のアトラクションに関して、「このアトラクションには実はこういう悲哀が秘められているのだよ!」とか、「このコースターの3連コークスクリューにはこういう効果があるのだよ!」とか、そういう薀蓄を垂れて楽しむ人も中にはいるでしょうけど、別にそんなんしなくても楽しけりゃいいと思うんですよね。

でも、映画に限っては、最近“映画好き”と自称するだけでも、相応の知識と教養と観た本数の多さなんかを求められたり、新規参入のハードルを高めようとする流れがあって厭だったんですよね。個人的には、単純に同じ趣味の人が増えるのはそれだけで楽しいことだと思ってるので、その人の習熟度はどうでも良いと思うんです。

たとえその人が『踊る大捜査線 THE MOVIE』しか見てない人でも、映画好きを自称していいと思うんです。

テトリス』しかやってなくてもゲーム好きは自称できるし、『ワンピース』しか読んでなくても漫画好きは自称できますし、特に卑下されることもない。(中にはする人もいますけど。)なのに、なーんか映画に限っては“観た本数”や“好きな作品”とかで“人を値踏み”をする話が聞こえてきてアレなんですよね。

いやまぁ、いいっちゃいいんです。そういう“他人のステータスの低さ”を笑うことで、“自分のステータスの高さ”を誇るっていうのも、趣味の愉しみ方の一つって言えばそうですし。映画に関する知識や教養を求め、“見た本数”を誇る人たちががんばってるからこそ、ファンのコミュニティが維持されてるわけですし。

ただ、そうしたコミュニティへの参入ハードルを上げてしまうと、新規参入者を“にわか”と卑下する流れが生まれてしまうと、コミュニティともどもその産業は衰退します。オンラインゲームなんかは、最も端的なその縮図で、一時的に人気でも新規参入のハードルが高ければ、すぐに人が減って廃れてしまいます。

そういう意味で、“にわか”なファンをいかに増やしていくかは、産業にとって最重要課題だったりします。

テレビドラマやゲームが“誰も望んでないのに映画化される”というのもそのためです。何もしなくても勝手にファンが沸いてくる産業なんてないわけですから、映画産業だってヨソからお客さん引っ張ってくるのに必死なんですよね。ジャニーズだってアイドルだって利用するわけです。産業の維持のために。

だから、そういう“新規参入者向けの作品”をあんまり悪し様に言うのも格好悪いと思ってます。

補助輪付の自転車に乗ってる幼稚園児に向かって「にわかwww」って指差して笑ってるのと同じことです。補助輪付の自転車に乗ってた時なんて、誰にでもあったでしょうし、それがあったからこそ今自転車にうまく乗れてるんでしょうと。補助輪付きの自転車に乗ることが悪なら、自転車に乗れる人は将来的にいなくなります。

なら補助輪付きの人を観たらどうすべきなのか。少なくとも馬鹿にするんじゃなくて、静観してあげたらどうでしょうか。もしくは、後ろを支えて早く補助輪なしでも乗れるように手伝ってあげるとか、次に乗る自転車選びを手伝ってあげるのが、少なくとも大人の対応だと思います。逆に引かれない程度に。

要するに、映画観ても内容覚えてられないような人を、指さして笑っちゃいけないということですよ!