てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『ターミネーター4』 ない

ターミネーター4

2009年のアメリカ映画。マックG監督。

観たには観たけど、個人的には何の感慨もなく、何も書くことがネーナー程度の映画。バカ映画ならバカ映画なりに、そうでないならそれなりに尖がった部分がないとほんとにつまりません。ただ、自分が求めてる部分と世間一般の人が求めてる部分の乖離は理解できるので、その点ふつーに好い映画だとは思いますが。

あくまで個人的には、結局何がやりたいのかがブレブレに感じました。ハードコアな近未来SFを目指してるのが、視覚効果てんこもりのスペクタクルものを目指してるのか、何も考えないで見れるエンタメを目指してるのか、どれをとっても平均点止まり。物語展開も世界設定も凡庸そのもの。

あえて言うと、このシーンいらなくね?ってシーンてんこもり。

無理矢理30分ドラマを2時間に引き伸ばしたかのよう。まず、あのターミネーターの人と、ジョン・コナーが出会うまでがなんであんなミニゲームだらけなんかと。『FF○』かと。そこまでして、新3部作(英語でいうとトリロジー)とかにする意味あんのかと。あと、ジョンも立ち位置の説明がないから、ただの変人にしか見えないし。

ジョンの言うこととか合理性欠きまくってんのに、なぜか盲目的に従う人々とか、疑問符だらけ。

うーん、細かいところ突っ込みだすときりが無いんだけど、たいして面白いボケでもないので(というかたぶん、作ってる人自身が意図してないボケなので)なんというかもう何も言う気が起こらない映画です。直前に観た『スラムドッグ$ミリオネア』が好すぎたのかも。それにしてもつまらないよこれー。今年一番つまらないー。

ネタになる分『ドラゴンボール レボリューション』のほうがまだまし。

むしろ、『ターミネーター:サラコナークロニクルズ 史上最強の美少女サイボーグ』なんてていうアレな邦題がついちゃったTVドラマ版の方が、コンセプトが明確で好きです。美少女転校生現る、その正体は未来からきたターミネーター!?とか、どう見ても80年代のノリです。狙ってやってるとしか。

そんなこと考えながら電車乗って寝て起きたら舌噛んで血まみれになりました。