てすかとりぽか

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『アジョシ』 ウォンビン腹割れすぎ

アジョシ

2010年の韓国映画。イ・ジョンボム監督。

ウォンビンって、ウォン・ビンじゃなくて、ウォンビンなのね。

そのウォンビンがひたすら格好いいアクション映画です。最近で主人公がひたすら格好いいアクション映画といえば『イップマン』のドニーさんなんかがおりますが、格好いいのベクトルがまたなんか違うんでよね。なんというか、少年ジャンプ的というか中二病的というか、要するに『BLEACH』的な感じなんですよね。

具体的に言うと、例えば主人公が敵のヤクザのところにかちこみに行くシーンなんか。

敵のオニーサン達がいるのって、なんか真っ白な大理石でできた神殿の広場みたいなとこなんすよ。そこで何やってるかって言うと、普通に立ったり座ったりしながら、タバコ吸ったり新聞読んだりしてる。そこに主人公が独りで乗り込んでくる。白い広場と個々のコントラストが絵的には非常に格好よく見えるんですよね。

ただ、普通に考えたらそんな絵おかしいんだよね。なんなんだよこれ。

で、なんなんだろうと思って考えてみると、やっぱりおなじような絵って『BLEACH』とかでたまに観るんです。一見スタイリッシュに観える光景、でも普通に考えたらなんか変だし、よくよく考えたらダサイよね。でも、そのダサいと格好いいの丁度いいラインを突いてはいる。なんかそのへん韓国映画はうまいよねって。

あと、ウォンビン腹割れすぎ。腹だけCGじゃないかと疑います。

インモータルズ』でも、主演女優がいい尻を出したと思ったら、尻だけ違う人の尻だったという詐欺行為があったので。でも、割れてるだけあって、アクションの切れも素晴らしいんですわ。おそらく日本でジャニーズ主演じゃあこういうのは逆立ちしても撮れないんだろうと、素直に韓国映画に嫉妬するところです。

ちょっとオサレ映画臭さが、本来ウケるべき層を遠ざけちゃってる感はありますね。

オンラインゲームの世界だと、日本製のモノは北米や欧州を狙いすぎちゃってて。逆に韓国製の方のベッタベタにエロ&萌え絵な感じが日本にウケちゃってるという変則的な韓流ブームがあったりするんですが、本作もカンフーアクションとしてオタク向けに売った方がウケたような気がするんですよね。

とりあえず、『BLEACH』実写はハリウッドなんかじゃなく、この監督さんに撮って貰いたいです。