『ハウルの動く城』
『ハウルの動く城』日映画
2005年。宮崎駿監督。
ハウルの城が動く話。
よく動くとかそれほど動かないとか、主に動力業界で話題の本作。
なぜ動くのか?動くことの意義は?など哲学的な討論も盛んです。
で、深読みするととたんにつまらなくなるお話です。
深読みするような作りにはなっているものの深い意味なんてないす。
呪いが解けたとか解けないとかはどうでもいいじゃないですか。
大事なのはキムタクが声をやっているこということだけですよ。
この作品のウリは「キムタクが声をやってること」であって、当然それを目的に映画を観に来た人は作品を目一杯楽しんでDVDも買う。それだけをマーケティングの目的にした結果、興行的にも大成功。
細かい解れを突付いて不平不満を垂れるヲタどもなんて端からターゲットにされてません。映画観は何を言われようが足さえ運ばせれば勝ち。DVDはキムタクファンと子供たちが買うからいいし。
そいでヲタのみなさんはいいます。『ナウシカ』のがよかった?『ラピュタ』の頃が懐かしい?ではそちらのDVDをお買い求めください。好評発売中です。
開発力の低下に満足しないユーザーを懐古主義へと誘導する。
または当初からその布石として意図的に新規開発コストを落とす。
新しいものが駄目であれば駄目なほど古いものがよく売れる。
これが今アニメやゲームを売るための手法みたい。
と散々なこといっといて、
個人的にはキムタクが声をやってるので面白かったですよ。