てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『ボーダーブレイク』 コンフィグ課金

前の会社と今の会社の友達と刀削麺食べてゲーセンに行ってました。

ボーダーブレイク

セガが開発した、全国ネットで対戦できるMOロボットアクションゲーム。

専用のアカウント(カード)を購入し、データを引き継ぎながらプレイするタイプのゲームです。このテのゲームって、ゲームの面白さ云々とか、インカム効率云々以前に、最初にどうやってゲームをプレイさせるかが問題になるんだと思う。特にコレの場合、ガンダムとか三国志とかいう肩書きもないわけですし。

見た目的にも、アシモみたいな歩き方する地味なロボットが戦ってるだけでパッとしないし。

とりあえず、勉強のためにプレイしてみましたが、やはり初見からプレイに至るまでの敷居が高い。1.カウンターで説明書を読む。>2.カード購入。(300円)>3.プレイ待ちの列に並ぶ。>4.筐体に座り、コイン1個入れる。(100円)>5.チュートリアルその1プレイ。>6.また列に並ぶ。>7.チュートリアルその2プレイ。(100円)>8.また列に並ぶ。>9.ようやく本編プレイ。(100円〜500円)>10.以後繰り返し列に並ぶ。

めんどくさい。勉強のつもりか友人に誘われでもしない限り、絶対ここまでしないと思う。

というか、いくらなんでもチュートリアル〜初回本編プレイまでは、100円でできるようにすべきだと思います。もしくは、カード買った時点で300円分のプレイは保証すべきでしょう。チュートリアルもゲームも非常によくできてるので、そこさえクリアできれば、後は湯水のようにコインを注ぎ込むコイン排出機の完成なのに。

事実、その後1時間あまりのプレイで、気がついたら2,000円ほどつぎこんでましたし。

ゲームの方は思ったより単純。操作も簡単。要するにロボットに乗ってローラーダッシュしながら適当に敵の弾避けつつ鉛弾ぶちこむ感じのアレなんか既視感があるねコレ、『ジャンクメタル』にそっくりだねコレ。操作感覚からロボットの見た目的な面から、開発者同じなんじゃないのコレ。

でも、『ジャンクメタル』にそっくりなんだったら、その時点で面白いゲームというのは間違いないです。

こういうロボットFPSものって、大抵アサルトやミサイラーやスナイパーにレコンという役割分担が明確にあり、プレイヤーそれぞれがその役割に忠実であらねばならず。ガンダムみたいなオールマイティに強いエース機体で「俺TUEEEE!」できないことについて、中二病な自分としては不満だったりしたのですが。

『ジャンクメタル』の場合、役割分担はあるけれどもその垣根が非常に曖昧だったため、やり方次第で全員エース機体にもなれたんですよね。勿論、本当にエースになれるかどうかは腕次第なんですけど。今作も、ソレと同様に役割分担の垣根が低く、全員がエースになれるようなバランス調整が好い感じです。

ただ、『ジャンクメタル』はMMORPGだったのが何よりの欠点。フツーにMORPGだったら良かったのに。時代を先取りしすぎちゃったんですよね。光回線もない時代にあのトラフィック量を扱うのも無理がありましたし。だからこそ、サービス終了時からもうずっとサービス再開やリメイク希望の声がなくならない作品でもあります。

そういう意味では、今作を『ジャンクメタル』の続編的な感じでプレイするには需要はあると思います。

また、特筆すべきは本編(全国ネット対戦)開始後のユーザビリティ。まず、プレイ料金が1プレイ分を購入するものではなく、時間を購入する従量課金であるということ。いきなり玄人と対戦して30秒で1コインがなくなるといったことはなく、1コインいれたら確実に260秒間遊ばせてもらえます。

1コイン(100円)で、260秒間(4分弱)のが高すぎるかどうかというのはとりあえずおいといて…。

マッチングシステムも、ちゃんと同じようなレベルの人がいる場所に放り込んでくれるというのも素敵。まぁ、初回プレイまでの敷居があれだけ高いのに、それ以降もずっと障壁が高かったらそもそもゲームとして成り立たないからあたりまえのことなんですけれど。そのあたりまえのことをしっかりやるのは大事ですよね。

ただ、機体のカスタマイズ画面を開いている時間まで従量課金対象にするのは本当にどうかと思うよ!?

ゲームが面白いならいくらでも金は払うし、アイテム課金にすらもはや抵抗はなくなりましたけど、ゲームコンフィグまで課金対象にされるのは流石に無理。自分の中でのプレイ継続可否の分岐点がまさにここ。このコンフィグ課金さえなければエンドレスコインディスチャージャーになってましたよ。残念ですセガさん!!