てすかとりぽか

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『機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションI』

機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションI ソレスタルビーイング

2008年に放映されたTVアニメシリーズ『機動戦士ガンダム00』の特別編集版。スペシャルエディション第1弾は、主に1期の内容をいろいろはしょって100分ぐらいにまとめてあります。いろいろはしょってる筈なのに、ちょうどいいぐらいに話がまとまっちゃうあたり、どんだけ薄っぺらい話だったんだろうかと思います。

それでも、1期まではちゃんと面白いです。2期でいろいろ台無しになったのが本当に残念。

それと、最近のガンダムスペシャルエディションと言えば"不適切シーンの追加"がお約束。『ガンダムSEED』のキラとフレイのソレみたいな。今回もちゃんとありました。アレハンドロさんとリボンズが半裸で乳くりあってました。もう、BL方面しか売り方が見つからなかったんでしょうか。大丈夫なんでしょうか、劇場版とか。

ガンダムUC』のOVA総集編はどうせ映画になるから、それと同時上映する気でしょうか。

何より、『ガンダムSEED』の劇場版の話は一体どうなってしまったんでしょうか。いくらなんでも『SEED』と『UC』の抱き合わせはないと思うけど(宇宙世紀の客層と相性悪すぎる)。かといって『00』との抱き合わせじゃ人入らないし。むしろ、同じサンライズ製作の『ケロロ軍曹』とか『銀魂』と同時上映ならなんとか…。

どれにしたって、アニメでお金を稼ぐって言うのは想像以上に難しそう。

"アニメーターに不躾ながら色々聞いてきた。(瞼がゴロつく一日(ライトにサブカル)"

アニメ業界のことはこういう↑話に聞く程度しか知らないのですが、ゲーム業界なんか比較になんないぐらい行き詰ってる感じがします。中の人が単に自虐ってるだけか、不幸自慢してるだけな気もしないでもないけど、これが現実なんだったら、近々アニメなんて文化は消えてなくなってしまうんじゃないんでしょうか。

ゲームにおいて、サードパーティがハード会社に依存せざるを得ないが故に、自由に商売できないって話はよく聞きますが、アニメおけるテレビ局と広告代理店依存の体制に比べたら屁みたいなもんです。それはアニメに限らずどの番組にも言えるんでしょうけど、そのテレビ局すら赤字なのにいわんや…をや。

そういう意味では、プラットフォームに依存しないオンラインゲームなんて、なんて楽な商売なんだろうかと。その分、不毛の大地を全部自力で耕すような苦労はあるんだけど、他人の土地しか耕せない小作労働に比べたら本当に楽だと思います。飢饉で野たれ死にする可能性が高いリスクはどっちにしても同じだしね。

兎に角、そんな状況がもうずっと続いてるにも関わらず、アニメという文化が無くなることもなく、表向き華やかに進歩しているように見えるのは、その裏側で血反吐吐きながら死体を積み上げている人たちがいるからなんだということを忘れてはいけないんだと思います。そう思えば、ガンダムがBLだなんて些細な事です。

そんなことより、ジャンプの『バクマン』が最近急に面白くなってたまらん。