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『ブラインドネス』 苛苛

ブラインドネス

2008年のカナダ・ブラジル・日本合作映画。フェルナンド・メイレレス監督。

この監督の作品『シティ・オブ・ゴッド』は、以前夜中にやってたのを観て好きだったので。さらに今作も友人に薦められた上に、ネットでの評判も上々ということだったので、今更ながらDVDで観てみたところなのです。

個人的にこういう作品ニガテです。ニガテどころか今世紀最高にイラッときました!!

なんていうか、香港映画でよくあるパターンのイライラです。悪党が現れて、仲間が次々と倒されていく。でも、主人公は動かない。終には、主人公の親兄弟にまで被害が出始める。それでも主人公は動かない。最後に主人公の恋人が殺されて、そこでようやく主人公キレる!悪党をぶん殴ってリベンジ終了的な。

ぜんぜんリベンジできてねーよ!100やられて、そのうち10も返せてねーよ!
あーもうぜんぜん釈然としないよ!イライラするわー!!

的な映画なんですよコレも。今作の主人公は、「目が見える」という以外はごく普通の女性ではありますが、そのアドバンテージを生かすことなく、盲目の悪党たちからの暴力を耐え忍びます。おかげで、周囲の人たちも悪党どもに食料から金品から女の操から何から何まで奪いつくされますが、それでも堪える主人公。

いくら拳銃持ってるからといって、相手は目みえなくなったばかりの盲人ですよ。
そのへんに置いてある棒でぶったたけば済む話じゃないですか。
だのに仲間が殺されても尚お上品ぶる主人公に苛苛。

さらに、もっと酷いのはその旦那。失明したのはお気の毒さまとしか言えませんが、それで精神が弱ってるとかをいいわけに女房以外の女と浮気はするわ、悪党が「食料と交換に女を差し出せ」って言ってきたときもそれとなく条件をのむわ、もー死亡フラグたてまくりなんですけれども。

それでも、死なないんだな、コイツが。

なんだろーもー。『シティ・オブ・ゴッド』撮った監督さんのことだから、世の中ってものすごーく理不尽なことばっかでできていて、でもそれを乗り越えなきゃ世界は見えてこないんですよー的な説教臭い話だってのはよくわかるんですけれども。それを「好し」と言えるほど自分は人間できちゃいないのです。

自分はジャンプ大好きジャンプっ子なので、悪党は苦しんで死んでもらわないと厭なのです。
「北斗残悔拳」でカウントダウンしてからきっちり苦しんで死んでいただきたいのです。

何より、普段から仕事でストレスまみれなので、ストレスドラマは厭なんじゃよー。